2016年8月11日木曜日

朝日新聞一面トップの記事に物申す!


2016年8月11日(木)の朝日新聞一面トップに『「家賃保証」トラブル多発』の見出しで気になる記事が掲載されていました。

我々は家賃保証と言うと、滞納家賃を保証する連帯保証人代わりの保証会社の仕事と言うイメージが有ります。

家賃保証業界で何か問題が起こったのかと思って記事を読んだところ、その内容はサブリースの事でした。

確かにこの問題は業界では大分前から問題視されており、昨今問題になっている空き家問題の元凶になっているとの指摘もあります。

「30年一括借上で安心な賃貸経営」を謳い文句にしてアパートや賃貸マンションを建てさせ、暫くしたら家賃の減額。

これらの会社は建築時にしっかりと利益を確保し、サブリースと言いながらそれが始まる前に大部分の利益確保が出来ています。

後はどうなろうと興味はなく、ダメなら賃料を下げて自分達が損をしないような仕組みが作られています。

30年一括借上なら住宅ローンのように30年間固定にするべきで、今のサブリース業界は利益のために家主を食い物にしているとしか思えません。

そしてサブリースを行っているのは名の知れた会社だけに、皆騙されてしまうのでしょう。

これらの賃貸管理に関する業務は不動産会社に課される宅建業法の枠外で、法律上の規制がありません。

これは賛否両論あると思いますが、宅建業法とは別に管理業法を制定する必要を私は感じています。

国土交通省では、管理業務を行っているの会社の登録制度を設けていますが、実際に登録している会社はあまり多くないのが現状です。

大きく制度が変わり、業界が健全化されることを望みます。

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