2007年11月30日金曜日

フランチャイズの盲点、マクドナルドよ!お前もか?

作ってから一定時間が経過したら廃棄処分。



徹底した品質管理が全店で確実になされていたはずのマクドナルドでも、何と6年も前から一部売れ残り商品の日付シールを貼り替えて販売していたと報道されました。



フランチャイズの一部店舗なので、全店で会社ぐるみという訳では無いけれど、徹底した品質管理が行われていると信頼していたマクドナルドでもこんな事が起っていようとは。



直営店では無いフランチャイズの場合、全店舗に意識を徹底させるのは難しい事でしょうし、ほんの一部の人的な問題とは言っても、正直がっかりしたし、とても残念です。



大きな組織で隅から隅まで徹底するのは本当に大変なことですが、「これで完璧!大丈夫!」と安心した途端に落とし穴が待っているということでしょう。



気を引き締めねば・・・



そう言えば我々の不動産業界でも、大手が仲介業参入を競った時期がありました。
一気に店舗数を増やすために使われた手法がFC展開でした。



経営は地元の会社に任せ、店構えとシステムはFC本部が提供する訳です。



その実態はというと、昔の話で恐縮ですが、直営店とFC店では置いてあるリーフレット類や販促品、人的要素までもが違っていました。



外から見たら、店構えも看板も大手不動産会社の支店です。
大手だと思って入ったら、それは看板だけで中身はちょっと荒っぽい地場の不動産会社なんていう店もありました。



FC本部もサービスの質を均一にすべく、かなりの努力をしたことだと思いますし、絶えず指導研修を行ったという話しも聞いていましたが、結局は全てを直営店にするという方法で質の向上を図りました。



どんなにいい仕組みを作っても、そこで働く人の人的レベルを向上させない限り、上質は保たれない、「仕組みだけではダメ」という事ですね。



2007年11月29日木曜日

相次ぐ老舗の不祥事

賞味期限の改ざんや食材の偽装等々、各界の老舗と言われている業界大手で次々に問題が発覚し、そろそろ出つくしたかと思いきや今度はシュウマイ。



偽装や改ざんなどの作為的なものでは無く表示方法の単純ミスらしいですが、相手ぐ大手の不祥事になんだか何を信じてよいのやら!



所詮自分しか信じられない?



崎陽軒は販売を自粛し、表示の間違っていた商品はすべて回収して廃棄処分にするらしい。



しかし良く考える賞味期限の偽装や食材の偽りがあった訳では無く、外箱の表示が間違っていただけなので中身の食材に問題は無し。



これをすべて回収して廃棄処分とはあまりにも食べ物を大事にし無さすぎと思いませんか?



いまだに食べ物が無く、やせ細っている子供たちが多数暮らす国もあるというのに、正常な食品を廃棄処分するとは・・・ちょっと神経質になり過ぎ!という気もします。



何とか活かす方法は無い物でしょうか。



2007年11月27日火曜日

OpenOffice.org

ご存知ですか? 「OpenOffice.org」



これは簡単に言ってしまうと、無償で利用できる統合オフィスソフトです。
上記リンクがOpenOffice.orgの入口なので興味のある方は覗いてみてください。



下記にダウンロードページへのリンクボタンを付けてみました。
当社のウェブサイトにもリンクボタンを付けてあります。
ここから無償でダウンロードできます。



 Use OpenOffice.org



このソフトは単に無料で配布されているだけでは無く、オープンソースと言う方法で開発・公開されているので、知識のある方やメーカーが手を加えて再配布することや、特別な仕様に変更して販売することもできます。



そんな小難しいことは使う側にはどうでも良いことで、無料で利用できる統合オフィスソフトが使い物になるか否かが一番の関心ごとになります。



私は今春、マイクロソフトのOffice2007を会社用と自宅用に購入しました。
データベースソフトのAccessも必要なので、総額は約20万円もの費用が掛かりました。
高性能なノートパソコンが一台買える価格です。



これにはワープロ・表計算・プレゼンテーション・データベース・資料作成機能など業務上必要な機能は一通り入ってますが、まともに買うと量販店でも60,000円前後します。



Windows Vista の登場に合わせて新しくなったOffice2007は見た目は美しく見やすくなり、セキュリティー面の強化もなされているけれど、ファイル形式が新しくなった為に2007形式で保存すると、過去のOffice2003以前のバージョンでは読み込めなかったり、今まですぐに使えた機能が何処に行ってしまったのか解らず、コマンドを探し回ったりと、半年近く使っているけれど私の場合には操作性が向上したとは言えず、使いにくくなったと言った印象を持っていました。



それにどういう訳か新しいワードは良く落ちる。
せっかく作業が進んで資料が完成、といった辺りになって強制終了されると、自動保存されているはずのファイルが修復されずに全てが無くなってしまうのです。



ワードに変えてからも一太郎はずっと並行して使い続けてはいるけれど、対外的にデータ交換となると、やはりマイクロソフト製品で無いと不便を感じ、一太郎に戻すわけにも行かないのが現状です。



今回試してみたOpeOfficeは、ワード・エクセル・パワーポイントと同じファイル形式でデータ交換が可能なのが売りのようです。



Office2007の新しいファイル形式には対応していなかったけれど、オープンソースなのですぐに誰かが改良するでしょう。



高いお金を出して統合ソフトを買いたくない人には、試してみる価値は大いにあるのではないでしょうか。



パソコン研修会の際などにも全パソコンにインストールしても費用はかからず、トレーニング用という使い方もあるでしょう。



マイクロソフトのオフィスと高い互換性を持っており、下記の機能が搭載されています。



  • ワープロ機能:ワード → ライター(Writer)


  • 表計算機能:エクセル → カルク(Calc)


  • プレゼンテーション:パワーポイント → インプレス(Impress)


  • 作図ツール:各ソフトの図形描画 → ドロー(Draw)


  • データベース:アクセス → ベース(Base)


  • 数式挿入:各ソフトの数式機能 → マス(Math)


  • メール:アウトルック → 機能搭載無し


元々はサンマイクロシステムズが開発したソフトで、詳しくはWikipediaで解説されているのでそちらをご参照ください。



無料で利用できるので使ってみてはいかがでしょうか?
しかし、ダウンロードは120MBにもなるファイルなので、ブロードバンドで接続している人でもかなり時間はかかります。
パソコン雑誌などにも付録CDに収録されているようなので、そちらの方が楽かもしれません。



2007年11月23日金曜日

清水に続き竹中工務店でも強度不足発覚

千葉県市川市のJR市川駅前再開発地区で清水建設を主体とする5社が建築中の45階建超高層マンション「ザ・タワーズ・ウエスト プレミアレジデンス」。



駅前の再開発区域内、45階建の超高層、施工は清水建設、分譲は野村と三井という大手ジョイントによる信頼感、などで大人気物件でした。



立地が良く、施工も分譲も大手ということで、ちょっと無理して購入した方々もかなりいたことでしょう。
そんな大手分譲物件で128本もの鉄筋不足が検査で分かり、30階で工事がストップしたのが先月下旬。
今月上旬にマスコミ報道され、正直ちょっとびっくりしました。



「作為ある計画的手抜き工事」では無かったようですが、現場で働く人たちがお互いに「大手だから大丈夫」といって、「本来やるべくチェックをやっていなかった」事がどうやらこのミスにつながったようです。



清水建設は、「すべてやり直し、設計通りの強度に戻して工期も守る。」としているようですが、貯金をはたいて購入した方々は「単純に良かった」と安心できる心境では無いでしょう。



そんな事件が起きたばかりなのに、今度は絶対的信頼感のあった、特に高級ブランドのマンションでは別格とも言われていた竹中工務店でも、港区東麻布で建設中の27階建高層賃貸マンションで使用する鉄筋の種類を間違えるという強度不足が発覚しています。



この竹中工務店の場合も作為では無く、本来地下部分に使う予定の鉄筋(径は同じだが強度が20%ほど低い)物を8階と9階に使ってしまったとのことでした。



地下階の工事もたまたま同時進行していた為に取り違えたらしいのだが、専門家によると同じ径でも強度の違う鉄筋は間違わないように色分けされているとのことでした。



ということは単純な人的ミスということになります。



今回は二つの事件共に建設途中で発覚し、設計通りの強度を維持できるように工事をやり直すとのことですが、いくら強度は設計通りと言われても、住む側にとっての精神面は設計書通りにはいきません。



二つの事例を見て行くと、「確認を怠ったための人的な単純ミス」



今回は途中で気が付いたけど、おかしい?と思いながらも、若しくはまったく気付くことも無く完成してしまっている建物もかなり存在すると思った方が良さそうです。



これは他人事では無く、自分の仕事でも「たぶん大丈夫」という未確認の単純ミスが起こらぬよう、その仕事に係る全員がお互いの目線で確認しあう体制作りを私も改めて大事にしたいと感じた次第です。



「白い恋人」完売御礼

Photo賞味期限改ざん問題で操業を停止していた北海道の代表的な土産「白い恋人」。



今日11月22日に3ヶ月ぶりに新千歳空港や道内のデパートなど400店舗で販売が再開されたというニュースが報道されていました。



しかも驚いたことに「完売御礼」



相次ぐ食品偽装で、食の安全は完全に揺らいだ感があったのだが、販売再開と同時に完売とは、日本人の危機意識はいったいどうなっているのだろう?



今朝の新聞には全段広告で販売再開をうたっていたけれど、「表示方法を変えて今度は大丈夫ですよ」という内容の広告で、消費者を欺いていたことに対する反省とお詫びの気持ちをこの新聞広告から感じなかったのは私だけでしょうか?



2007年11月18日日曜日

FDJ社「不動産業のSNS活用」11月27日セミナー開催

11月27日(火)13:00~17:00、千代田区一ツ橋の日本教育会館9階喜山倶楽部にて『FDJ社「不動産業のSNS活用」11月27日セミナー』が開催されます。



Photo



今回のテーマは「SNS」(ソーシャルネットワーキングサービス)、人と人とのつながりをサポートするコミュニティー型のウェブサイト構築です。



最近ではインターネットショッピング等での口コミサイトをよく見かけますが、要するに人と人が集まって良いの悪いの評価する訳です。
マンション分譲などでも良く利用され、近隣周辺の紹介や地域に関することをコミュニティーを作ってそこで紹介して人を集めます。



そのようなコミュニティーのことだと思えば分かりやすいかと思いますが、こういったコミュニティーの作り方教室です。



我々もただ物件情報を大量に流すだけでは無く、これからは自社を取り巻く環境にコミュニティーを形成し、そこからファンを囲い込むような仕組み作りが必要になってきたということでしょう。



非常に興味のある内容なのですが、私はこの日宅建練馬区支部の常務理事会とバッティングしてしまい残念ながら参加できません。



これから先、極々近未来のネット利用のあり方は、単に情報を発信するのではなく、情報が集まるコミュニティーをいかに作るかにかかってくるのかもしれません。



当日時間の取れる方は是非ご参加ください。
以下FDJ社浅見編集長からのメッセージです。



FDJ社から不動産業界初!/SNS活用セミナー開催に当たってのメッセージ



◎SNSで実現するのは、人と人がつながる不動産に係わる
新しいコミュニティとビジネスシーンの創造
ではないのでしょうか。



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(1)SNS日本一の手嶋屋/手嶋 守社長を特別招聘して
「いまスタートさせるべきSNS戦略とは」を学ぶ!
(2)FDJ社からは2年間の検証で見えてきた
「不動産業での活用10シーン」を提案!
(3)営業に役立つ実装の仕方をそっと教えちゃいます!
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〔Movie版〕「どんどん進む!/不動産業のSNS活用」を
作成いたしましたので、こちらもご覧下さい。



■エキサイト:ドガログ
http://dogalog.excite.co.jp/viewvideo.jspx?Movie=48082605/48082605peevee98460.flv



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◎あなたは、どんな活用パターンを描きますか
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〔活用パターン1〕
マンション管理コミュニティでの活用や
協会・FCなどでのお仲間連絡型は
すぐに頭浮かぶとして……



〔活用パターン2〕
私的MLS(My流通機構)として
信頼できる仲間同士で物件情報交換の
SNSを作るのも1つパターン



〔活用パターン3〕
地域情報特化のSNSであなたの街の
タウンガイドを行い
自社ブランドを作っていくのも
よいかもしれませんね。



2007年11月15日木曜日

賃貸住宅フェア2007 in 東京セミナーで講演させていただくことになりました。

株式会社全国賃貸住宅新聞社が主催し、全国で年間約12万人の来場者がある賃貸住宅フェア。
賃貸住宅フェア2007は、今年も5月9・10日に開催された札幌会場から既に各地で開催されています。



今年の東京での開催は、12月18日(火)・19日(水)、会場は有明の東京ビッグサイトです。
東京会場の昨年の来場者は約4万人で、今年の来場者数は二日間で44,000人と予想されています。



このフェアでは賃貸業界に関連のある企業250社が550のブースに出店する他、全国各地各会場で合計350にも及ぶ賃貸経営セミナーが開催されます。



12月19日(水)11:40~12:30の時間帯、東京会場にて実施されるセミナーで、私が「インターネット活用と留守宅転貸の管理獲得術」というテーマで講演させていただくこととなりました。



詳細はおって詳しくお知らせしますが、現在講演内容の検討とデータの準備をしている最中です。



インターネットの普及による不動産業界の変化とその対応策がメインテーマとなりますが、一生懸命準備して講演させていただきますので、当日お時間のある方は是非お立ち寄りください。



お待ちしております。



2007年11月10日土曜日

乙種防火管理講習

Hi380004640仕事でも必要ですし、防火管理者の資格を取るべく、朝から丸一日缶詰の講習を受けてきました。



東京では3ヶ所会場があるようですが、私が行ってきたのは秋葉原にある講習会場です。
約270人ほどが入る教室は、一人ひとりにタッチモニターが設置されており、最後の効果測定はそのタッチモニターで答えを選択していくと合否が判るというものでした。



かなりお金がかかっています。



防火管理者には建物の規模により甲種と乙種があり、甲種はどちらかというと大型の建物や飲食店や劇場など多数の人が出入りする建物の管理者。



乙種は比較的小規模か、または人の出入りの少ない事務所系のビルやマンションです。



甲種は上級資格なので学ぶ内容も多く、丸二日間の講習を受けてその後効果測定があり、一定以上の点数をとるとその資格が与えられます。



私は仕事が多忙な時期でもあり、どうしても丸二日間連続で拘束されるのがつらく、一日のみの乙種を受講してきました。



それでも朝9時から夕方5時までみっちりと授業を受け、効果測定も15問中11問以上出来なければ補講扱いとなり、すんなり認定証はくれません。



私は何とか合格し、東京消防庁消防総監発行の修了証をいただいて帰りました。
しかし、かなりの人が補講となり、居残りで再度やり直しとなったようです。



今月は取引主任者の5年に一度の法定講習(これも朝から晩まで)からスタートし、賃貸管理士の資格移行講習、防火管理者と講習だらけです。



2007年11月8日木曜日

月刊不動産流通でご紹介いただきました。

Fudosanryutu12不動産に関する専門誌「月刊不動産流通」の12月号特集記事「活躍する地場企業の戦略を探る」にて、弊社ラビットホームズ株式会社をご紹介いただきました。
記事本文はPDF形式のファイルにてご覧いただけます。



記事にしていただいた月刊不動産流通のライター及び関係者の皆様には心より御礼申し上げます。



月刊不動産流通とはこの2年ほど縁があり、私が参加した一昨年の1月に(社)東京都宅地建物取引業協会が実施した海外不動産事情視察にも同行され、同年の4月号5月号に前篇・後編に分かれてニューヨーク不動産事情の現地レポートが掲載されました。



我々素人とはまた違った目線で鋭く裏側を見抜き、それを記事にするプロ(ライターの技量)というのは凄いなと思った記憶があります。



それから一年ほど経ち、今年の2月号でも「東京ルールから2年、原状回復・敷金精算の現場は変わったか?」という編集部レポートで、現場の実情と意見という形で取り上げていただきました。



2007年11月6日火曜日

日経平均株価続落に思う

11月5日、東京株式市場の日経平均株価は続落し、終値は16,268円とかなり低い水準となっています。



原油価格は上がりっぱなし、アメリカのサブプライムローン問題は解決の目途が立たず、アメリカの経済は先行き不透明。



日本は大企業に限って「過去最高益」と、好況をうたってはいる物の、実態経済はというと冷えたまま。



不動産価格に目をやると、2年ほど前まで当社周辺の土地価格は、広さにもよりますが表向き150~160万円ぐらいで売りに出され、実際の決着は120~130万ぐらいというのが現実でした。



それがあれよあれよという間に相場が上昇。



この1~2ヶ月の売出物件(土地)を見てみると、価格は220~230万円。
ビックリするような上昇ですが、これは価格上昇に対する期待感からの気配値で、実需はそこまで着いていけないのが現実でしょう。



建売住宅もかなり分譲価格が上昇しており、それに伴って売れ残りも増えているようです。



賃貸市場は土地価格の上昇気配とは逆に、空き部屋が増加し賃料は下がり気味でもあり、不動産業界はまだまだ「不況から脱していない」というのが本当のところでは無いでしょうか。



2007年11月2日金曜日

宅地建物取引主任者法定講習会

宅地建物取引主任者証の有効期限は5年間です。



5年ごとに法定講習を受講しないと主任者証の更新が出来ません。



私は今日の朝一番から5年ぶりの法定講習を受講してきましたが、正直なところ丸一日缶詰め状態で授業を受けるのは腰も痛くなりかなり辛い。



しかし、この5年間で改定された業法や税法など、業務上役に立つ最新情報などの解説をしてくれますし、いろいろと起こった業務上の事件事故など、転ばぬ先の情報として役立つ知識を得ることもできます。



身体は辛いけれど、最近のトラブル情報など役に立つ知識を得られたので貴重な一日となりました。



私ごとながら今日は??歳の誕生日です。
ゆっくりお風呂にでも入って身体を休め、今夜はシャンパンで乾杯とします。



2007年11月1日木曜日

連帯保証人不要システムの是非

最近では「連帯保証人不要」という賃貸物件がかなり増えてきました。



弊社が扱う物件はリロケーション物件が殆どなので賃料はかなり高額になる場合があります。
そんな時、「連帯保証人は身内に限る」としても親は年金暮らし、兄弟は収入的に難しい、となると保証会社の出番がここにあります。



連帯保証人代りに保証会社を利用する場合、その保証料は賃借人の負担となります。



ある時こんな単純な疑問を投げかけた賃借人がいました。
家賃滞納で困るのは大家なんだから保証料は大家が負担するべきものじゃないか?



確かにその通りで賃料が入らなくて困るのは大家です。



それは契約後の話・・・・・・・契約前は、「私は健全な賃借人」をアピール出来ない人は家を借りられません。



私は昨年の1月、業界団体の海外不動産事情視察団の一員としてアメリカの不動産事情を見て来たのですが、アメリカでは家を借りる際に自分は健全な賃借人であることを借主自らがアピールします。
入居審査の基礎データは借主が自ら提供しないと借りられないのです。



社会保障番号という制度があり、この番号でその人の借入金から返済状況まで全てが把握が出来ます。



社会保障番号を持っていない外国人etcは、ちゃんと家賃を払える収入があることを証明し、それでも駄目な場合は、半年契約で半年分の家賃前払い等の方法で家を借ります。



日本では戦後の住宅難から法定更新という概念があるのですが、欧米では更新という概念がありません。



まだまだ日本では普及していない定期借家が契約の主流です。



前置きが長くなり、ちょっと迷走して申し訳無いですが、家を貸してもらうために自分がちゃんと賃料を払えること、善良なる賃借人であることをアピールするのは賃借人の責任と考えると、それがキチンと出来ない人は信頼されない!ということにもなります。



そんな背景があり、急激に保証会社が雨後の筍のように増えています。



どう考えてもこの保証料で実際の補償など出来ないような保証会社もあるので、安いだけで判断しないよう利用する側も注意が必要な時代になりました。



絶えずチェックし要注意!で行きましょう。