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2025年9月17日水曜日

これはバブルでしょうか?

2025年度の基準地価が発表されました。




(朝日新聞9月17日朝刊の記事からお借りしました)

4年連続での上昇となり、その上昇率は連続での二桁アップとなっています。
前回のバブルを経験している者としては判断が難しいところです。
前回のバブル時は一年経ったら倍だったり、価格の上昇率が異常に高かったです。
バブル以前の価格上昇は、せいぜい年3~5%、家賃に関しては2年に1回の更新時に3~5%といった感じでした。

家賃に関しては、土地が倍になっても家賃は倍にはならず、バブル崩壊後にあとから追っかけてきた感じです。
今回は湾岸地域のタワーマンションの高騰から始まり、土地価格の上昇がそれを追いかけてきました。

家賃は?と言うと今回はそれに同調するように上がっています。
そうなると大家さんからは家賃をあげて欲しいと言ってきます。
新規募集の物件は、その昔から考えるとかなり高めの設定をしても決まってしまいます。
それは他に安い物件が流通していないためで、その賃料で借りるしかないからです。
それでは更新の時にあげられるか?というと、入居者も賃料が上昇していることを新聞やニュースで聞いているため、めちゃくちゃに高くするので無ければ応じて頂いています。

今朝のワイドショーでも家賃上昇に関する題材を取り上げており、値上げ交渉で裁判になっているケースもあるようです。

不動産価格が上がることは決して悪いことではありませんが、あまりにも急激に上がるといろいろなところでトラブルが起こります。

特に不動産管理会社関しては、大家さんから値上げ要求され、賃借人からは家賃改定には応じられないと言われ、板挟み状態が暫く続きそうです。
なぜ家賃を上げるのか?しっかりと説明をして理解していただいた上でご了承いただく。
賃上げに関する交渉事は暫く続きそうです。

2023年3月27日月曜日

バブルとまでは言わないが、不動産は確実に高騰している

3月23日に1月1日時点の地価を調査した公示価格が公表されました。




コロナの影響で一時落ち込んでいた不動産価格ですが、ここに来てかなりの値上がりを示しています。

特に驚くのはマンション価格で、コロナ前の1.8倍の値上がりをしており、写真で解るようにマンションだけが物凄い上昇カーブを描いたいました。

ちなみに戸建住宅は1.2倍でした。



全国26,000地点の58%が上昇しており、全体的に上昇基調ではありますが48%の地点は現状維持か下落に転じています。

その要因としては夫婦共働きが増えている事により、住環境よりも利便性を考える人達が増えたせいで、一時はリモートワークのための部屋数を増やす為に郊外へ出て一回り大きな家を買う方が増えました。

これをドーナッツ現象などと言って、都心部から外へでる傾向が多く見られましたが、今朝のワイドショーで公示価格の上昇を取り上げた際に、今回の調査で見るとこれをアンドーナッツ現象と読んで、今まで空洞だったドーナッツの中心部に人が集まり価格上昇しているとの見解を示していました。



この都心部の価格上昇には外資が動いていることも影響しており、「都心部や一等地は皆外国人に買い占められてしまう」とも言われています。

確かに都心部の物件を売り出すと、その反響の半分以上は外国人の顧客を抱えている日本語がまともに喋れない担当者からで、この手の会社が不動産業界でも増えております。

外国人の不動産購入には一定の規則を設けている国もあり、日本政府もそろそろ本気で対応策を考えないと、日本が日本で無くなる日もそう遠くはない気がします。