本日午前10時から、練馬区役所20階にある交流会場にて、主催が練馬区 健康福祉事業本部 福祉部 高齢社会対策課、共催が宅建練馬区支部として、「高齢者福祉施設建設促進のための土地活用セミナー」が開催されました。
人口の高齢化が急速に進行し、練馬区の人口約136,000人に対し、高齢化率は19.3%となり、平成26年には20%を超え、5人に1人が高齢者となる時代が来るとの説明が冒頭にありました。
その為に高齢者を対象とした福祉施設の整備促進を進める練馬区が、我々宅建協会に協力を求めてかいさいされたセミナーです。
要は地主さんから定期借地権を利用して土地を貸して貰い、そこに区や都の指定を受けたサービス事業者に特別養護老人ホーム等の福祉施設を建設・運用して貰おうというのが狙いです。
補助制度や税制優遇措置を理解して貰い、福祉施設の増強に協力を依頼して貰い、不足する高齢者施設を増やす狙いですし、その為に練馬区では第4期高齢者保健福祉計画・介護保険事業計画(平成21年から23年)を実施中です。
これが上手く機能すれば施設の建設は円滑に進み、高齢者対策はその目的に向かって進むことでしょう。
しかし、逆に考えると高齢者比率が増えると言うことは子供が減っていると言うことで、減っている子供達が高齢者になった時には高齢者が減り、施設が余ってしまう可能性は無いのか?
そんな疑問が脳裏をよぎります。
これは今だけの対処療法でしかなく、根本的な解決法は出生率を増やすことにあるのではないか?
そうすれば必然的に高齢者率は下がり、核家族化も解消され、あらゆる点で社会全体が活性化することになります。
やはり根本解決は、安心して子供を産み・不安無く育てることが出来る社会構築こそが本来のあるべき姿でしょう。
そんな日本になって、そんな日本に戻って欲しいものです。
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