財団法人日本漢字能力検定協会は、その年の世相を表すに最も相応しい漢字一文字を公募で決定し、毎年年末の漢字の日(12月12日)に、京都の清水寺で発表しています。
今年の一文字は「偽」。
世界一安全と言われていた日本の食が崩壊した年でした。
ミートホープ・不二家・船場吉兆・赤副・白い恋人・比内鶏・マクドナルドまで、まさに食の連鎖が崩れるように次から次でした。
「偽」が選ばれたのは、当然と言えば当然の結果ですが、第2位が「食」、第3位が「嘘」だったので、食品偽装問題が上位を独占ということになりました。
食だけではなく、年金問題・防衛省問題等など、まさに「偽」の一年でした。
ちなみに過去の一文字はというと(Wikipediaより)
- 2006年:命(悠仁親王の誕生)
- 2005年:愛(愛・地球博の開催、紀宮清子内親王と黒田慶樹氏が結婚)
- 2004年:災(新潟県中越地震発生・美浜発電所の事故)
- 2003年:虎(イラク戦争の勃発・阪神タイガースが18年振りにリーグ優勝)
- 2002年:帰(北朝鮮に拉致された日本人が日本に帰国)
- 2001年:戦(アメリカ同時多発テロ事件発生・アフガニスタン侵攻が始まる)
- 2000年:金(田村亮子、女子フルマラソンの高橋尚子が金メダル)
- 1999年:末(1990年代の最後、世紀末、東海村JCO臨界事故発生)
- 1998年:毒(毒物混入事件が多発)
- 1997年:倒(大型企業の倒産や銀行の破綻が相次いだ)
- 1996年:食(O157による集団食中毒が多発して学校の給食などにも影響)
- 1995年:震(阪神・淡路大震災、地下鉄サリン事件発生)
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