寒い朝ではあったが静かな日曜日。
溜った事務処理と媒介契約を戴いた売り物件の販売図面の作成やウェブサイトへの掲載用データの作成を始めた途端、『上階より水が漏ってきた』との電話。
またか・・・・・・・
近くの管理物件(マンション)だったので早速駆けつけてみると洗面所の天井クロスに大きな膨らみがありたっぷり水が溜っていた。
押してみるとクロスの繋ぎ目から大量の水が溢れ出してきたが透き通った綺麗な水。
早速上階へ行って水漏れの確認をするが昨晩風呂に入った以外、洗面所周辺で水は使っていないとのこと。
洗濯機の水を溢れさせた訳でもなく、床も濡れてはいない。
水道メーターを確認するが殆ど動いていないため排水管からか?
それにしては水が綺麗すぎるな。
等々考えながらいつも使っている漏水専門の工事屋さんに連絡するが午前中は手一杯で対応出来ないとの返事。
やむなく他の工事屋さんに連絡するが対応が何だか頼りなく、漏水した部屋の人も上階の人もたまたま日曜日だったために午後も家にいてくれるとのことだったのでいつもの工事屋さんに午後来て貰うよう手配し一旦帰社。
13:30
工事屋さんが到着し、ユニットバスの点検口から天井裏を覗いたところ上階の給湯管が濡れていることを発見。
どうやら上階の給水管にピンホールが出来て漏水しているらしい。
漏水個所の推測が出来たので上階の洗面所床を開口して漏水個所を特定することに。
開口してみると給湯管のL字型に曲がった部分から絹糸のように細く水が噴き出していた。
築30年程のマンションなので給湯管(銅管)が劣化してピンホールが出来たようです。
早速この部分を新しい管に交換し、繋ぎなおして修理完了。
最後に開口した床にコンパネで蓋をし、漏水個所の調査開始から約4時間で漏水工事はとりあえず完了です。
これで2~3日様子を見て、漏水が止まったことを確認してから上階の床の張り替えをし、漏水した階下のボードやクロスも状況によって貼替えをし、その時点でやっと全て完了となります。
マンションの水漏れはとにかくやっかいで大変。
今回は比較的簡単に漏水個所が特定出来たのですが、配管図が無い為に漏水個所が特定出来るまで何ヶ所も床を開口せざるを得ない場合もあり、今日のように4時間程で終了したのはかなり早かった方なのです。
どういう訳か漏水事故は冬に多く、特に給湯管は熱いお湯で熱せられ、寒い気温で冷まされて金属疲労を起こし、ピンホールが発生したりするのかも知れません。
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