(社)東京都宅地建物取引業協会には独自に開発した「不動産プロ」という賃貸管理ソフトがありました。
開発年度が古いこともあり新しいWindowsへの対応が難しくなったことから、2年ほど前に後継ソフトの開発話しがスタートしました。
素人が開発に手を出すべきではない!いやいや使う側の我々が開発しなければ良いものは出来ない!といったやるべきやめるべき論議が繰り返された結果、ダンゴネットという会社が開発し既に市場でそれなりの評価を得ている「賃貸名人」という管理ソフトを、宅建協会向けにチューンナップして販売することになりました。
その名は「アイキャン賃貸」。
業務用ソフトは何万本も売れるソフトではないことと、業界に即して開発しなければならないことからコストがかかり、かなり高いものになるのは仕方のないことです。
とても使い勝手がよく、打ち出される書式も綺麗でクオリティーの高いソフトも実はあるのですが、価格は100万円以上とかなり高価なものになります。
会社の規模によってはやすい投資となるかもしれませんが、小さな会社にとっては100万円単位の投資はそう簡単にはでき無いのが現状です。
今回のアイキャン賃貸はその十分の一ほどのコストで、同じような機能を使うことが出来るソフトですが、細かいところでバグとまでは言わないまでも問題点は使い側の業態によっては正直問題もあります。
しかし現実問題として、同じような価格でもっと良いソフトがあるのか?となると、今回のアイキャン賃貸は「コストパフォーマンス」だと私自身は思っています。
あとは細かいところで使い勝手が悪い個所、細かなバグを販売元のダンゴネットが何処まで対応してくれるかにかかって来るのかもしれません。
しかし普及促進も視野に入れているとはいえ、今回のような支部単位での研修会に3人も講師を送り込み、しかも3日間に渡って開催してくれるメーカー側の協力体制は評価できるものがあります。
あとは使う側が何処まで使いこなせるか?にかかって来ます。
お金があるからといってフェラーリを買っても、運転がへたくそでは話にならないのと同じで、使う側が使えるだけの最低限の技術を身につける事が最低条件となる訳です。
どんなに良いソフトでも、使う側がそれなりに研鑽を積んで行かなければ猫に小判!
ゴルフのスコアをよくするために高機能で評判の良い高いクラブを買っても、練習しなければ結果スコアアップにならないのと同じ事!かもしれませんね?
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