2008年2月12日火曜日

みどりを保護し回復する条例

練馬区には「みどりを保護し回復する条例」というものがります。



美しい武蔵野の雑木林と田園が開発の名のもとに次々と破壊され、アスファルトとコンクリートのまちに変わろうとしてます。



その対策として、緑を取り戻すためには区民一人ひとりのみどりに対する理解と努力にあることを自覚し、みどりの保護と回復を積極的に推進することを決意して制定された条例です。
(条例の前文から一部引用させていただきました)



社団法人東京都宅地建物取引業協会練馬区支部でも、練馬区の緑化委員会に委員を派遣し、練馬区の緑を回復する事業に参加しています。



実は昨日の練馬区報「2/11付」に素晴らしい報告がありました。



当社の真裏にNTTの大きな社宅がありました。
昨年3月末日に全住人が退去したあと、人が立ち入らないように要塞のように塀で囲いを作り、異様な風景のまま約一年が経過しようとしていました。



私も仕事柄どうしたんだろう?
社宅として立て直すのか?売却したのか?これから売却するのか?
次は何になるんだろう?



つい先日業界の仲間と話をしている時、「昨年4月に既に売却されている」という話が飛び込み、またしてもマンション開発か?とちょっと心配し、その動きを気にしていました。



練馬区報2/11では、一面トップで「中村地域への大規模な公園の整備」という文字が・・・



NTTの社宅は、練馬区中村1-17~19に渡る4156坪という大規模敷地(1万3739m2)でしたが、練馬区土地開発公社が土地を購入し、それを練馬区が買い取って公園にしようという計画です。



23年度の開設を目標に準備が進められるようで、完成するとすぐ近くに緑の多い素晴らしい寛ぎの空間が完成することになります。



仕事柄マンションや建売開発を否定する訳にはいきませんが、不動産会社が利益優先で開発をしても、緑を維持できるような開発規制や街づくり構想は行政にしかできないことです。



昔と比べ、極端に減ってしまった緑が少しは回復してきそうです。



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