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2014年4月5日土曜日

漏水発生緊急対応-4 「ビンゴ」

最初に開口した部分の給湯管。

「シュー」と言う結構大きな音を出しながら、給湯管のエルボー部分から水が吹き出していました。


とても作業がし難い場所では有りますが、とりあえず場所の特定作業完了です。

床下の給湯管は他にもL形に曲がったエルボー部分が有るので将来的な不安は残る物の、今日のところは漏水個所の特定が出来ました。

これからピンホールが空いたエルボー部分の入替を行い、開口部分を塞ぎ、そして洗濯機その他を元に戻して作業完了となります。

これがピンホールが出来たエルボー部分で、青く光っている部分が小さなピンホールです。


弊社でいつも漏水の度に無理をお願いしている水道110番と言う会社。
ここの職人さん達は仕事が的確で丁寧なので、いつも信頼感を持ちながら安心して任せておけます。

今回の現場は2年前にも同じような漏水事故が発生した分譲マンションの他の部屋です。

保険などの関係上、マンション管理会社の緊急センターに電話するも、土曜日とあって電話に出たのは女性オペレーターです。

全く話しが伝わらず、緊急センターと言いながら漏水事故の対応が全く出来ない状態です。

思い出せば2年前も緊急センターで手配が出来ない為、「弊社で水道110番に頼んだ」と言う記録が残っていました。

大手マンション管理会社が提携している水道工事会社はバッキング交換ぐらいしか出来ないのでしょうか。

ここでは無い別の分譲賃貸マンションで以前漏水事故が発生した際、夜と言う事もあって入居者の方がTVCMでお馴染みの「24時間対応水のトラブル」を謳う会社に電話したところ、駆けつけた担当者曰く「私の手には負えない」と言って帰えってしまったと言う呆れた事が有りました。

その時も困り果てた入居者の方が弊社に助けを求め、私の方で夜中に水道110番にお願いした事が有りました。

漏水、特にマンションの場合は漏水個所の特定が困難を極める為、スキルの高い経験豊かな職人さんで無いと原因究明が出来ないと言う事になります。

過去には漏水個所の特定だけで丸々二日を要し、復旧したら今度は一ヶ月後に別の個所から新たな漏水が発生したなんて事も有りました。

本当にマンションの漏水は大変です。

漏水発生緊急対応-3

溜まった水を全てバキュームクリーナーで吸い出し、ファイバースコープで床下を確認。


水が垂れ出す個所をある程度確定出来ました。
これから一番疑わしい個所を開口し、漏水個所の特定作業に入ります。


これ一発で特定出来れば良いのですが、ここで無ければ、次に疑わしい個所の開口作業が必要になります。

漏水発生緊急対応-2

トイレからの水漏れとの連絡を受けていましたが、調べてみると洗面所の床下に水深10cm程の水が溜まっていました。


重たいドラム式洗濯機を移動し、防水パンを外してまずはそこから溜まった水の排水作業。


かなり大量な水なので、今朝方バキュームとファイバースコープを手配してついさっき届きました。

これで一気に床下の排水が完了し、次は漏水個所特定の下準備で給水・給湯管にテストポンプをかけてピンホールの有無を確認中です。

漏水個所の特定にはまだまだ時間がかかりそうです。

漏水発生緊急対応

今朝方5時前、突然携帯電話がなり出しました。

この時間に電話がなるのは何か事故が起きたか間違い電話しかありません。

電話に出るとやはり予想通り管理物件の入居者より、「トイレから水漏れが起こり、床がビショビショなので早朝で悪いですが至急何とかして欲しい。」と言う事でした。

早速いつもの水道工事会社に連絡、「8時~9時の間ぐらいで現場に行ける」との事なので私も現場に到着しました。


これから職人の到着を待って、原因究明と復旧工事に入ります。

2012年8月6日月曜日

「築42年」分譲マンション管理組合の総会に出席

半月程前から5回に及ぶ漏水に悩まされた代々木八幡の分譲マンション。


漏水した下階住人の方には多大なご迷惑をおかけし、弊社が賃貸の管理をさせて頂いている5階の住人の方にもかなりの時間的拘束を強いてしまいました。


漏水の原因個所が一個所では無く、配管の接合部分の亀裂や配管の詰まり、洗濯機排水ドレンの接合不良など複合的な要素が絡まって発生した為、その原因究明には複数回の調査を要してしまいました。


下階の補修費を除いてもかなりの多額な費用を要しており、今日はマンション管理組合の総会が開催されるとの事でしたので管理組合が加入している保険対応の為、貸主である区分所有者と共に管理組合の総会に出席して状況説明をしてきました。





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マンション管理組合用にも最近ではいろいろな保険が有りますが、ベーシックなものでも漏水の調査費用までは担保されるのが一般的です。


原因を究明するまでの調査費用だけでも保険適用が成されると、区分所有者の実質的金銭負担は半分以下に軽くなってきます。


今回の漏水事故は、築45年という古いマンションであった事、排水管の一部は床下のスラブを貫通して下階の天井裏を這っている事から共用部分の配管となる事、漏水の原因が一個所では無く、専有部分・共用部分両方から発生した事、それに追加して漏水した原因の一部が上階居住者(賃借人)の不注意で発生している事などから保険適用も管理会社の保険、賃借人が掛けている借家人賠償保険、区分所有者の入っている総合保険それぞれが複雑に絡み合って来るので、どこまで担保出来るのか現時点では確定出来ません。


これから全ての費用明細を積算、項目ごとに写真を添えて説明し、最終的には「保険会社の査定待ち」という事になりそうです。


分譲マンションの漏水事故は複雑な要素が絡む為、原因究明だけではなく事後処理もとても大変です。