2006年4月30日日曜日

業界大変革に向けて

不動産業協会は50年ほど前に制定された宅地建物取引業法に従い運営されています。
免許制度も旧態依然としたまま、多少の変更は有ったものの、有資格者(宅地建物取引主任者)は5人に1人のままできています。



業界のレベルアップ、ユーザーからの期待度アップのためにも、我々「発信元自身が自身の痛みを我慢し、レベルアップのための努力をしなければ、業界全体のレベルアップは無い」ということで、業協会のレベルアップ、意識レベルアップのために私ができる限りのことをしていくつもりでいます。



まだ新体制でやっと2日目、何も解らず時の過ぎゆくままに過ごしてきましたが、もう少し様子を見ながら自分の考え思いを表現していければと思っています。



これからも事の変化をブログに書いていきますので、「おまえのやっていることは間違っている」とか「方法をもう少し変えた方が良いとか」何でもいいですからアドバイスお願いします。



2006年4月29日土曜日

宅建練馬区支部第39回通常総会

Hi350197 今日は社団法人東京都宅地建物取引業協会練馬区支部の第39回通常総会が開催されました。
来賓は練馬区長の志村豊志郎氏を筆頭に、菅原一秀衆議院議員、小池ゆり子衆議院議員は公務で秘書の方が参加、元衆議院議員小林興起氏、元衆議院議員吉田公一氏等々が参列してくださいました。
ご多忙中ご参列有難うございました。



宅建協会40周年に向けて、今年は役員の2年任期が満了し役員総入れ替えの年度ですので、今日の総会にてこれから2年間の新役員が選任及び議場で承認されて新執行役員が決まりました。



当練馬区支部は3期6年支部長を務めた橋本旧支部長が退任され、新しく中坂新支部長が2年間支部を司ることになりました。
不詳私は中坂新体制を支える専務理事に任命され、その重責に身が引き締まる思いです。
何事にも全力でチャレンジするのが私のモットー、全く初めて経験ですが、とにかく全力で任に当たる覚悟で臨もうと思っています。
もう大分前の話ですが、私の父が永年勤めた東芝を退職後、社団法人日本電機工業会の専務理事を務めさせていただいた時期がありました。



そのときの父の動きをおぼろげながら思い出すと専務理事の重責に身が締まります。
難関はいっぱいありそうなので、とにかく私は私なりにベストを尽くす!
そういった2年間になりそうです。



2006年4月28日金曜日

94日ぶりの保釈

ほんの少し前、Livedoorの堀江被告が3億の保釈金を積んで保釈されました。



保釈のコメントは「ご迷惑をおかけいたしました。」
一切何も答えず、すべてを否認したホリエモンは何を考え、何のために一切何も答えなかったのか?
何か考えがあってのことだとは思うのですが、元オウムの教祖とオーバーラップしてしまうのは私だけ?



3億もの保釈金を積んで保釈して、保釈期間でいったい何をするのか?気になるところです。



耐震偽装問題の行方は?

建築設計の業界だけでなく、我々不動産業界にも大きな影を落し、業界全体の信頼感がまたしても下がってしまったような事件でした。



ヒューザーの破産管財人の発表では資産売却などで30億円程度は債権者への返済原資を確保できる見通しとありますが、当社のお客様でもヒューザー物件を買ったが為に泣きながら立退きをせざるを得なくなった方がいます。
30坪以上ある広々したマンションで、「広くて良いですね!こんな家なら僕も住みたい。」と言ったのを思い出します。
こんな経験をした人、また経験をしなくてもこの事件を知っている人たちは、不動産業界に対する信頼感を大きく失ってしまったのではないでしょうか。



それはヒューザーの小嶋社長の言動が非常に大きな要因のような気がします。
「最大の被害者は私ですよ!」これをテレビカメラの前で言ってしまっては、「不動産屋は怖い人、だまされないようにしっかり気をつけなくちゃ」という先入観でもの見るのも当り前です。
不動産業界に対し疑心暗鬼になっている人たちには、物件の良さや当社の良さを説明する前に疑いの眼差しを解消する努力が必要になります。



前にも何度かブログに書かせていただきましたが、業界全体の信頼回復のためには資格制度の見直しでレベルアップをはかり、そしてそれを維持するための教育制度の充実以外に解決の方法は無いような気がします。



国土交通省でも資格制度の見直しに着手しだしたという話を聞きますが、なるべく速やかに実行する必要がありそうです。



2006年4月24日月曜日

目指せ常識人

「目指せ常識人」というタイトルで今朝の朝日新聞に掲載されていた記事です。



「これ、わかりますか?」ということで、企業・学校等で検定ラッシュが起こっているという話題ですが、ある出版関連会社の会議の席上、参加していた大学教授から「基本的なマナーを知らない若者が多い」という発言があり、「常識度を測る基準を作ってみてはどうだろうか?」ということでスタート。
その後賛助会員なども現れて日本常識力検定協会が発足し、2001年から試験を開始していたようです。



私もこの仕事をしていてつくづく思うのは、一般的な常識を知らない若者が増えているということです。
笑い話でよくあった、「お米をといでおいてと頼んだら洗剤を入れて洗っていた」とか、テレビの街角インタビューで笑えない笑い話がよく報道され、面白おかしく見ている一方でこんなんで大丈夫?と不安にもなります。



最近の親が子供にきちんとした教育をしなくなったのが原因だと思うのですが、家庭で出来なければ学校や企業など社会で実施することが大事だと思います。
社会全体もそのことに気づき、自浄作用が働き出したということでしょう。



さてさて検定の内容は?というと、
3級の問題では
○「キャベツ・タマネギ・ニラ・ナスのうち、体を冷やすと言われる野菜は?」
○「小春日和を使う時期として適切なのはいつ?」
○「門松など正月のお飾りは、遅くてもいつまでに飾る?」



2級の問題は
○「3人でジャンケンを1回するとき、あいこになる確率は?」
○「金融機関名で使われるホールディングスの意味は?」
○「絶滅の恐れがある野生動物を示した資料の名称は?」



一番難しい1級の問題は
○「ステーキには向かない牛肉の部位はどれ?サーロイン・ヒレ・すね・ランプ」
○「夜明けの表現、暁・東雲・曙・朝ぼらけのうち、もっとも暗い時間帯はどれ?」



実際の出題は4択式で、試験問題が100問、試験時間は90分で年2回行われます。
家庭や地域からの出題が中心の3級が合格率70%近く、国際社会にまで及ぶ1級は合格率10%という難関だそうです。



チャレンジしたい気もするのですが、結果が怖い気もします。
「常識問題をどうやって勉強したらいいのか?」という質問に、日本常識力検定協会の事務局長は「とにかく新聞をよく読んでください」という回答でした。
ごもっともです!



ちなみに今年は5月21日に第1回目の試験があり、受験料は各級に応じて4千円~8千円とのことでした。
問い合わせは、同協会0120-76-2353まで



2006年4月22日土曜日

Google Earthの映像はいつのもの?

Photo_2 世界中をバーチャルツアー出来るGoogle Earth、昨晩もペルーはナスカ平原地上絵とエジプトのピラミッドを見てきました。



ちょっとした疑問で、この映像はいつのものだろう?と思い調べてみました。
結果、おそらく2000年の暮れから2001年にかけての映像だということが判明。



実は2001年の3月3日~4日未明にかけて、練馬で道路と鉄道の線路が一晩で上下が入れ替わるという歴史的な工事が行われていたのです。
これは線路の上を道路が陸橋となって通っていたのですが、西武池袋線の高架化工事に伴い線路の下に道路を通すための大工事でした。
交通の妨げにならないようにと深夜に行われた工事は希に見る大工事とあって、マスコミだけでなく多くの見物客によって見守られながら行われました。



Google Earthでその場所を見てみると面白いことが判明。
線路が道路の下を通っているのです。
しかも一晩での上下入替工事のため、線路は従来の位置よりちょっとずらして準備が進められていました。
Google Earthの衛星写真で見るとそのことがはっきり写っているのです。



結果解ったことは、この衛星写真は2000年の暮れから2001年の3月3日迄の間に撮られたものだと言うことが解りました。



ビックリした~私のブログが・・・

Netafull ログ解析システムでおなじみの「アクセス刑事」を提供している株式会社環の江尻社長から今日の昼間メールをいただきました。



内容は、江尻社長が愛読している「NETAFULL(ネタフル)」というブログに私の記事が紹介されているというものです。



私はこのNETAFULLを恥ずかしながら知らなかったので早速見てきました。
今年の4月19日付のブログでしたが、「Googleマップだけじゃない?マップサイト比較表」というタイトルのブログです。
その中で私も何度か書かせていただいた「Zillow.com」に関する記述もありました。
そのZillowに関する私のブログ「アメリカ版不動産業界大変革」が取り上げられ、不動産業界の激震を紹介しています。



最後の締めくくりとして、『この勢いではすぐにでも、「このマンションの 503 号室は何 LDK で月いくらで、あと何ヶ月で契約が切れます」といった賃貸情報がマップサイト上だけで表示されるようになるのでしょうね。』
と締めくくっています。
本当にそんな時代はすぐそこに来ているのかもしれません。