2006年4月24日月曜日

目指せ常識人

「目指せ常識人」というタイトルで今朝の朝日新聞に掲載されていた記事です。



「これ、わかりますか?」ということで、企業・学校等で検定ラッシュが起こっているという話題ですが、ある出版関連会社の会議の席上、参加していた大学教授から「基本的なマナーを知らない若者が多い」という発言があり、「常識度を測る基準を作ってみてはどうだろうか?」ということでスタート。
その後賛助会員なども現れて日本常識力検定協会が発足し、2001年から試験を開始していたようです。



私もこの仕事をしていてつくづく思うのは、一般的な常識を知らない若者が増えているということです。
笑い話でよくあった、「お米をといでおいてと頼んだら洗剤を入れて洗っていた」とか、テレビの街角インタビューで笑えない笑い話がよく報道され、面白おかしく見ている一方でこんなんで大丈夫?と不安にもなります。



最近の親が子供にきちんとした教育をしなくなったのが原因だと思うのですが、家庭で出来なければ学校や企業など社会で実施することが大事だと思います。
社会全体もそのことに気づき、自浄作用が働き出したということでしょう。



さてさて検定の内容は?というと、
3級の問題では
○「キャベツ・タマネギ・ニラ・ナスのうち、体を冷やすと言われる野菜は?」
○「小春日和を使う時期として適切なのはいつ?」
○「門松など正月のお飾りは、遅くてもいつまでに飾る?」



2級の問題は
○「3人でジャンケンを1回するとき、あいこになる確率は?」
○「金融機関名で使われるホールディングスの意味は?」
○「絶滅の恐れがある野生動物を示した資料の名称は?」



一番難しい1級の問題は
○「ステーキには向かない牛肉の部位はどれ?サーロイン・ヒレ・すね・ランプ」
○「夜明けの表現、暁・東雲・曙・朝ぼらけのうち、もっとも暗い時間帯はどれ?」



実際の出題は4択式で、試験問題が100問、試験時間は90分で年2回行われます。
家庭や地域からの出題が中心の3級が合格率70%近く、国際社会にまで及ぶ1級は合格率10%という難関だそうです。



チャレンジしたい気もするのですが、結果が怖い気もします。
「常識問題をどうやって勉強したらいいのか?」という質問に、日本常識力検定協会の事務局長は「とにかく新聞をよく読んでください」という回答でした。
ごもっともです!



ちなみに今年は5月21日に第1回目の試験があり、受験料は各級に応じて4千円~8千円とのことでした。
問い合わせは、同協会0120-76-2353まで



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