石川遼がアメリカツアー参戦以来、予選さえも通過できずに低迷しています。
華々しいデビューを飾り、プロ転向2年目で賞金王に輝くなど、あれだけ騒がれ、あれだけ期待されていたのにこのところめっきり良い話しが届いて来ません。
その一方で、まるで正反対のキャラクターを持つ松山英樹は着実に結果を残し、男子プロの世界を引っ張って行く牽引役を担っています。
何故石川遼は勝てなくなってしまったのか?
私はその技術力に問題が有るのでは無く、ゴルフ以前の精神面に問題が有るような気がしています。
前にもブログに書きましたが、過去の歴代名手「アーノルドパーマー」「ゲーリープレイヤー」「ジャックニクラウス」「トムワトソン」「セベバレステロス」等々に皆共通していることは『紳士であること』です。
ミスショットをした時でも、調子の悪い時でも、決してクラブを地面に叩き付けたり、投げたりしたのは見た記憶がありません。
特にトムワトソンは顕著ですが、調子の悪い時でもミスした時でもニコニコ笑顔を忘れません。
それはテレビや雑誌を通じて子供達が見ているから、ファンが見ているからです。
プロである以上、勝って賞金をより多く稼ぐ必要があるでしょうが、その前にプロであるからにはアマチュアの手本にならなければならないし、それがプロとしての使命だからです。
今朝の新聞に掲載された石川遼の写真は正に現在の彼の立ち位置を明確に表した一枚だと私は思います。
プロになる前の、またプロに転向した当時の若々しくて清潔感に溢れた好青年は今はいない。
スコアを縮め、勝つための大切な道具を投げてしまうようでは、トッププロとしての地位を投げ捨てたのと同じだと言うことに気が付いて欲しい。
そして松山とツートップで日本のゴルフ界を引っ張って行って欲しいと心底願っています。
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