2025年6月19日木曜日

30年後の未来はどうなっているだろう



丁度今、東京都議会議員選挙のまっただ中で、22日が投開票日となります。

今回の選挙は定数127のところ、42選挙区で平成以降最多の295人が立候補しています。

そして今回の選挙ではいろいろと面白い構図がありそうで、最大議席数の自民党は裏金問題で先が読めず、あえて自民党からでは無く無所属で立候補をしている議員もいるようです。

自民党の29議席に続くのは、小池百合子率いる都民ファーストの会の26議席、そして公明党23議席、共産党19議席、立憲民主党が13議席で、日本維新の会と生活者ネットワークがそれぞれ1議席、無所属が9議席となっています。

都民ファーストの会は小池百合子東京都知事がかなり力を入れて応援に回っているので、よほどの何かが無い限り、議席数は変わらず、若しくは微増だと思っています。

政党別の候補者数で見て行くと、自民党が42名、都民ファーストの会37名、公明党22名、共産党24名、立憲民主党が20名、日本維新の会が6名、生活者ネットワークが3人となっています。

現在議席が無い政党からは、国民民主党が18名、れいわ新選組が3名、参政党が4名、日本保守党・社民党がそれぞれ1名、驚いたのは石丸伸二率いる再生の道が自民党と同じく42名もの候補を擁立しています。
そしてこのほか、無所属などの72人が立候補し、総勢で295名が127の議席を争います。

各党からの立候補者を見ていると、やはり自民党と同じく42名もの候補者を擁立している再生の道が目を引きますが、果たしてこれが今回の都議会議員選挙の台風の目になるのでしょうか?

しかしながら、その中身を見てみると、政治経験の無い候補者が殆どで、いったい何が出来るのだろう?と素人ながらに思っていますが、42名もの候補者を擁立している以上、何らかの影響はあるものと思われますが、先日Yahooニュースに『「石丸新党」に6割が「期待しない」・・・まさかの都議選ゼロ当選の予測』なる記事が出ており、都知事選挙の時の勢いは少し薄れてきた感じがします。

昨日18日のお昼前、大泉学園駅南口が何だかざわついていると思ったら、石丸伸二本人が上間貴子候補の応援で入っていたのですが、、南口ロータリーにはそれ程多くの人が集まっておらず、Yahooニュースの記事がまんざらフェイクでも無いような感じがしています。

さて前置きが長くなってしまいましたが、今回の都議会議員選挙で、私は都民ファーストの会の村松一希候補の選挙対策本部長を務めています。

何故そうなったのかと言うと、元々は2016年7月に行われた東京都知事選挙に遡ります。
小池都知事とは私が宅建練馬区支部の支部長をしていた時代から繋がりが有り、小池百合子氏が都知事選に打って出たとき、自民党等のいろいろな問題が有り、半ばけんか分かれしたような立候補でした。

当時村松候補は自民党の練馬区議でした。
元々小池百合子氏の秘書であった関係から、自民党練馬区議の村松議員と尾島議員は小池候補の応援に入って自民党を除名されました。

豊島区にも同じような人がいて自民党を除名され、丁度7人いたことから「7人のサムライ」と言われていました。

小池候補が街頭演説に表参道の交差点には20~30名程度だったかもしれません。
本当に少しの人しか集まったいませんでしたが、マスコミは自民党と喧嘩してどこまで戦えるのか興味があったのでしょう。
街頭演説が終わった際、集まった人々に「何故小池百合子を応援するのか?」とのインタビューをしていました。
確かTBSだったと思いますが、私が小池カラーのグリーンジャケットを着ていたのでインタビューしてきました。

その時「私は元からの支援者」だと言ったので何も聞かずに去って行きました。

最初ほんの少ししか人が集まっていなかった小池陣営でしたが、自民党がいろいろと墓穴を掘ってくれたお陰でどんどん人が集まり、それは何か荒らしでも起こったような勢いがありました。

その時、街宣カーの上で緑のハチマキをして絶えず小池百合子の脇にいたのが村松一希でした。

そして小池都政が始まり、村松一希も区議を辞め、東京都議会議員に立候補して2017年7月初当選し、小池都知事の絶大なる応援もあり、練馬区ではトップ当選を果たしました。

そして小池都知事の側近として東京都政を支え、東京大改革を前に進めるなど数々の功績を残してきました。

都議会議員として2期8年間を勤め上げ、東京都のあるべき姿を実現させるために奮闘してきました。

そして今回が3回目のチャレンジとなりますが、彼は暁星高校卒業なので、小・中・高と暁星学園で学んだ私とは先輩・後輩という立場が有り、それで選挙対策本部長を引き受けるきっかけとなりました。

今日は午後5時から石神井公園で演説会があり、5時半頃には小池都知事も応援に入ってくださる予定となっています。

もしお時間のある方は、石神井公園中央ロータリーに17時にお集まりください。
お待ちしています。

30年後のより良き世界を一緒に作りましょう。



 

2025年6月6日金曜日

得票に大きく影響する候補者の顔

 


候補者の実態・本性がよくわからない有権者は、最終的には顔写真から安心感や内面を想像する。

政治学のデータ分析で、候補者のルックスが大きく影響していることがわかります。

これは顔の作りが良いとか、ハンサム・美女というものではなく、その人の持つ雰囲気だろう。

横浜市立大学でのかんきゅうで「顔面偏差値」というものが得票に与える影響を調べた論文が発表されていました。

顔の知れたベテランはともかく、新人は特にこの「顔面偏差値」が重要なのだろう。

各候補者はその辺を考慮してより良い選挙ポスターを作り、それよりも人前に出た時の表情を大切にすることが当選への道のようだ。

確かに、「この人だったら安心して任せられる」と判断するのはやはり顔面偏差値が大きく影響しているようだ。

参考文献 2025年6月6日 朝日新聞朝刊

2025年6月2日月曜日

定期借家物件が増えてきた


先日不動産ポータル大手のアットホームが2024年度の定期借家物件動向が発表されました。

それによると首都圏ではタワーマンションなどの大型物件での定期借家契約の比率が約30%とかなり増えてきました。

これはやはり一定期間経過すると明け渡して貰えると言った特性から、海外の所有者が投資用に買った物件が多く、少しでも上がったら転売しようとしている事が解ります。

当社が請け負っている湾外沿いのタワーマンションは殆どが外国人が所有している物件です。かなり少なくなってきた傾向にはありますが、まだまだ良い物件があったら買いたいと言った案件が舞い込んできています。

2~3年前までは新築希望者が多かったのですが、最近では新耐震の中古物件に限って探している方が多く、海外のコーディネーターが再販しやすい物件という事で指導しているのでは無いかと思われます。


定期借家の賃貸物件の家賃相場に関する動向については、50~70㎡程度の中型物件は家賃が上昇、70㎡以上の大型物件に関しては、残念ながら家賃が下落しているという発表がなされていました。

これは中型物件から大型物件の扱いが多いリロケーションを専業としている当社の感覚とほぼ一致していました。

このところニュースでは「新築分譲マンションの価格は上昇傾向が止まらず、それにつられて家賃相場も上がってきている」との報道が流れているため、賃料の決定にかなり悩んでいたのですが、厳しめに賃料設定していた方向性は間違っていなかったようです。


(2024年5月22日発表のアットホーム市場動向「定期借家物件の募集家賃動向」より抜粋)

2025年1月6日月曜日

1992年のDalla Valle Maya

あけましておめでとうございます。

偶にしか投稿しなくなってしまいましたが、本年もどうぞよろしくお願いいたします。

さて今日は「Maya」と言う名のナパ・バレーのカルトワインを今年の正月に開けたという話しです。
このワインは超一流のワイン評論家ロバート・パーカーが1995年に100点満点を付けた92年のMayaです。
92年のMayaは450本しか作られなかった超が付くカルトワイン。

なぜ450本しか生産されないのかは、その成り立ちを調べて行くと納得できます。
暫くお付き合いください。


このワイナリーは、大手ダイビング用品メーカー、スキューバプロを創設したイタリア出身のグスタフ・ダラ・ヴァレと、芦屋出身の日本人妻のナオコさんが1982年にナパに移り住んでから始まります。

彼等はレストランとスパを設立するための土地を探してのですが、そこで出会ったのがオークビルの土地です。

小さな家と葡萄畑からなるその美しい土地を見てそこにとどまることを決め、当初の予定であったレストランスパでは無く、ワイナリーを造ることにしたのです。

スキューバダイビングメーカーとワイナリー経営ではかんけいが無いように思えますが、グスタフの実家はイタリアで200年もの間、葡萄栽培事業を行っている一族でした。

彼等はナパに落ち着くとすぐカベルネソービニオンとカベルネフラン、そして少量のサンジョベーゼの木を植えました。

そして土の影響なのでしょう。

それらの畑の中でも特に高品質な葡萄が出来る一画を、彼等の愛娘にちなんで「マヤ」と名付けました。

元々はワインの名前では無く畑の名称でした。

この「マヤ」から採れた葡萄は、カリスマワインメーカーのハイジ・ピーターソン・バレットの手によって全ての人々を魅了するワインになっていきました。

そこから伝説の1992年ものの「Maya」が完成したのでした。


私はこの過去の成り立ちを知らなかったけれど、自分の娘と同じ名前のワインが有ることを2006年に楽天で知り、120,760円という高価格だが、正規輸入されたものだったので、娘が大人になったときのためにと思わず買ってしまいました。

それからと言うもの、ネットで見つけるたびに安くはないけれど買い続け、娘の結婚式の為に何とかしてひとテーブルに一本づつ出そうと思って数を集めました。
しかし92年ものは世界にたった450本しか出回っておらず、年度が違うものしかし集められませんでした。

そんな訳で、正規輸入ならまだしも、その前に誰が所有し、どうやって保存されていたのか?開けてみるまで品質が解らないワイン特性のため、結局失礼があってはいけないと、結婚式で出すのは諦めました。

そんな訳で年度の違うMayaが何本も溜まってしまい、たまに開けて呑んではいたけれど、この年末年始で手元に残っていた3本を開けることにしました。

しかし、セラーで温度管理しながら保管していたのでまさかとは思ったけれど、手元にあった3本の内2本はコルクが死んでおり、開けたは良いがコルクが腐ってボロボロ。
高額なワインを勿体ないとは思いつつ、飲めたものでは無いために2本はそのまま捨てるハメになりました。

オークションで落札したものは、正規な輸入業者を経由したものでは無いために保存状態が悪いのか?転売目的で転がされた?ものだったのかも知れません。
大損したけれど、カルトワインには「素人が手を出すものでは無い」とつくづく思い知らされた次第です。

そして最後に楽しみに残しておいた業者を経由して輸入された「1992年のMaya」を1月2日に開けて呑みました。
デキャンタに移して一晩寝かせた「Maya」はあまりの美味しさに驚きました。

ヴィンテージ物のワインは空気とシェアさせないと、開けてすぐに飲んでも眠れる森の美女ではないが、本来の風味や美味しさは顔を出さず、寝ぼけ眼のままの寝ぼけ顔です。
12万円と言う価格と味が釣り合うかどうかは私ごときが論ずる話しでは無いけれど、オーパスワンのような芳醇な香りとまろやかさに強さを足した感じ?
2007年に飲んだ同じく92年もののMayaも同じ感じで、開けてすぐは「やってしまった!外した!」と思ったけれど、グラスに注いで5分・10分と経つ度に味が変化するのには驚かされました。

暫く空気とシェアすると、口に含んだ瞬間、いい香りが鼻に抜け、なんとも言えない旨味を感じる美味しさが顔を出すのです。


さすがパーカーが100点満点を付けただけのことはありました。
買い集めたMaya最後の一本がこれで良かった。
数が無いだけにもう二度と手には入らないと思うけど、金額は別として最高のワインでした。