2006年5月12日金曜日

リクルートに物申す!

リクルート発行のフォレント5月17日発売号24頁に「重要事項説明・契約書の確認」という記事がありました。



最下部に赤枠でWarning!として記載があった定期借家契約の場合の注意事項です。
この記載内容が法律の定めと違いがあったので指摘させていただきます。
フォレントの記載では「急な転勤や病気、親族の介護といった、やむを得ない場合を除いては、契約途中で解約できない点に要注意」とあります。



正確には、床面積200平方メートル以上の物件についてのみで、床面積200平方メートル未満の物件については、「居住の用に供する建物でその床面積が200平方メートル未満のものについては、1か月前に申入れを行うことにより解約することが法律上保証されています。これより長い中途解約の申入れ期間を特約で設けるなど、賃借人に不利な特約を結んでも無効となります。それ以外の建物については法律の規定はありませんが、特約により中途解約について定めることは可能です。」と国土交通省のホームページにも記載されています。



参考文献



業界にも一般ユーザーにも多大な影響力を持つリクルートは、その影響力を十分に理解して上で、正確な情報提供をお願いしたいと思います。



もしこのブログをリクルート関係者の方が読んでいたら、是非とも一般ユーザーも含めた業界全体に誤解無きよう正確な情報提供をお願いいたします。



2006年5月11日木曜日

新しい流れと守るべき伝統

WEB2.0と言う言葉をよく耳にするようになってからしばらく時間が経つのですが、最近感じているのは何でもかんでも新しくすれば良いわけではなく、ユーザーを混乱させないためには守るべき過去の伝統も大事にしながら新たな方向にチャレンジする姿勢が大切なのではないでしょうか?



これはライブドア事件から学んだことですが、新しいことにチャレンジし古い体制を壊していくホリエモンは時代のヒーローとなっていたのです。
しかしこれがユーザーのためになったのか?という事になると、株主と言うユーザーに多大な損害を与え、企業の信頼度に大きな不安要素を残して終わってしまいました。



「過去に縛られたら何も新しいことは出来ない」という声も聞かれるのですが、「新しいチャレンジは過去の歴史の上に成り立っている」と言うことをしっかり理解し、バランスを持って改革をしていくことが大事なのだと、最近やっと学んでいます。



過去の歴史をしっかり学び、その上で良いもの悪いものをしっかり精査し、時代のニーズに合わせて改革をしていく、これが一番大事な事なのだと私は思っています。





2006年5月10日水曜日

仕事上の三種の神器

現代の不動産業界で、きちんとユーザーの方を向いて仕事をしているか否か?を判断する上での三種の神器。
なんと我々不動産業界に一番影響力を持っている住宅新報がついに5月9日号で一面トップ記事で取り上げていました。



中小不動産会社「ネット営業本格導入始まる」というタイトルで一面は飾られているのですが私思うにあまりに遅い!
既にこの波は始まっており、今始まったわけではなく、「やっと根付いた」と表現した方が正しいかもしれません。



まともに仕事をしている会社は、自社の会社案内を作るのは当たり前、これが現代ではホームページです。
ここでしっかりと我が社はどういった会社でユーザーの為に何が出来るのかをしっかり表現しないと、ホームページの効果は期待出来ません。



次がメール。
昔と違って最近では話した方が早いのに!と思うことでもメールでやりとりすることが多くなっています。
我々も忙しくなると電話よりメールの方が助かるので、電話が掛かってきた顧客にも「問い合わせはメールでお願いします」と答えることがあります。



理由は二つ。
お互いに時間をマイペースで使えること。
電話と違って「言った言わない」が無く、記録に残る事が最大の利点です。
ユーザー側からは我が社しか見ていないので何も問題は無いのでしょうが、我々不動産会社側からすると日々何人もの方と接していると、電話の会話は相手を間違える場合が生じます。
メールにはログが残るので、この問題も解決できます。



そして最後に自己表現。
会って名刺交換をしても、名刺に顔写真でも無い限り何処であった誰かを判断するのは時間の経過と共に薄れてきます。
またウェブサイトというバーチャルな世界では、会って名刺交換をするわけではないので余計に相手が何者かを判断する基準が必要になります。



そこで最後が「自分を知ってもらうためのブログ」と言うことになります。
これですべてが決まると言っても過言では無いかもしれません。



しかしWEB2.0の進化と共にウェブサイトが現実と遠く離れ、ただのヴァーチャルになってしまう危険性も孕んでいると言うことを、情報発信する側もしっかり精査する必要がありそうです。



最近の各社のブログやその他ウェブサイトを見ていると、現場を知らないウェブ担当者がユーザー確保を最優先にして構築している気配も見え隠れします。
住宅新報の記事でも、「営業窓口との分離」と銘打った記事が掲載されていたので、ユーザー側もウェブサイトの見た目と、その会社の実態を見抜く目が必要な時代だと言うことでしょう!



私が今年の初めにアメリカの不動産業界視察に行って、この目で見てきた結果を加味すると、はっきりと自分の名前を出し、写真で自分の顔も出し、自分の仕事の姿勢をホームページで表現し、足りない部分は本音のブログで自分自身を理解してもらう。
こういった積み重ねでやっと理解を得られると言うことなのかもしれません。



誰でも知っている大手企業でさえ、ウェブ担当者が営業サイドと喧嘩しながら顧客の取り込みに一喜一憂している現代では、ウェブサイトに何千万円、何百万円と言った巨費を投じられない中小零細は何をするべきか?



オーバーチュアやアドワーズに巨費を投じてもそれは消耗戦!と言うことで、やはりエクスペリエンスということでしょうか?



2006年5月8日月曜日

皇帝シューマッハ顕在

新旧交代かと思わせる若手の台頭に皇帝シューマッハが意地を見せてヨーロッパGPの幕はおりました。
しかし若きアロンソもさすが2位に入り、今年のF-1がシリーズ後半まで目が離せなくなりそうです。



都心部の高級賃貸に新たな動きが・・・

一時需要が激減して空室だらけとなっていた都心部の高級賃貸物件。
どうやら新たな動きが起こり始めたようです。



薄型テレビ等の高級家電製品やブランド高級家具を備え、マンハッタンのコンドミニアム並のフロントサービスも提供されるとのことです。



一昔前の高級賃貸は外資系企業がユーザー層で、面積は100㎡以上は当たり前。
賃料も100万以上200万円ぐらいまでとスケールが大きかったのです。



今回の現象は、面積40㎡~80㎡ぐらいと、普通の分譲マンションとほぼ同じくらいの大きさです。
決して広くない物件でも賃料は50万~100万ぐらいと結構いい金額です。
需要層は新興の外資系企業やIT企業とのことですが、この辺にもミニバブルが来ているようです。



最近真ん中の層があまりいなくなって、バブリーな人達といまだに不況に喘ぐ中小零細との格差がどんどん広がっているような気がします。
私自身バブルのまっただ中で実に嫌な経験をした者としては、あまり歓迎できない現象です。



F-1の世界も世代交代?

音速の貴公子といわれたアイルトンセナが事故で亡くなって早12年。
セナ亡き後、これまではF-1サイボーグ「ミハエルシューマッハ」がF-1界の帝王として君臨してきました。



しかい・・・昨年あたりから様相が一変。
若きアロンソが最年少記録を塗り替えて2005年度のワールドチャンピオンに輝き、今年もワールドチャンピオン目指して大活躍をしています。



ドイツのニュルブルクリンクサーキットで今日行われるヨーロッパGPのポールポジションはフェルナンドアロンソ。
2位はシューマッハと、今夜の決勝レースが楽しみです。



2006年5月7日日曜日

週末はクラインガルテン

一時「ロハス」と言って、あくせくせずに人生を楽しむライフスタイルが流行りました。
世の中が進化し、多様化すればするほど原点に返ってシンプルに活きようという事なのでしょう。



今日の朝日新聞夕刊の一面トップは「都会人 土日は農業」でした。
泊まれる農園ということで、週末を土に触れて過ごすライフスタイルに人気が集まり、5年で利用者が3倍になったという記事でした。



せちがない世の中になると反動で安らぎを求めるのでしょうが、それを実行できる日本はやはりゆとりがあるということなのでしょう。
経済の末端(中小零細)はそれほど景気が良いようには感じないのですが、こういった記事を見ていると、大手を中心に景気は確実に好転している事が良く解ります。



バブル期にたっぷりこの身で痛い思いを体験した者としては、落ち着いて自分らしい仕事が出来無いバブルはもう来て欲しくない・・・・



これが本音のところです。



私自身の思考パターンは、根底では「ロハス思考」なのだと思います。