2012年3月13日火曜日

大震災から一年が過ぎて思うこと

昨日で東日本大震災から丸一年が経過し、地震が発生した14:46分、被災地のみならず各地で追悼式典が行われていました。


大震災を経験し、放射能の怖さを思い知り、いろいろと思うところもあってブログに残そうと思ったのですが、あまりにも多くの事が頭を駆け巡り昨日は結局ブログを書けませんでした。


今朝になってテレビをつけると、各局申し合わせたように大震災から丸一年を振り返り、昨日の追悼式典の模様や現地からのレポートを放映しています。


今日は朝から透き通るような青い空が広がる好天。
この青い空も、私が立っている道も、全ては被災地に繋がっているのですが、今朝テレビで見た光景は正直映画をのワンシーンを見ているようで凍り付きました。


それは原発から半径20km以内の街の様子です。
特別な許可を取って取材陣が入り込んでいるのでしょうが、避難区域なのでもちろん人はいません。 


車も走っていないし、動物の姿も見えない。
普通の街のように見えるのに人気が全く無い。
今私がいる東京と同じ日本だというのに、まるで違った世界がそこに広がっている現実。


しかも、1~2年で復旧・復興して人が戻れる訳ではなく、何10年もの間、人や動物が立ち入れない区域が日本に存在してしまったという恐ろしい事実をあらためて認識した次第です。


だからといって自分に何が出来るのか?と問いかけてみても、これと言った明確な答えにはたどり着かない。


日々の生活を大事にし、このような現実が日本に存在しているのだと言うことを一日たりとも忘れることなく、しっかり頑張って稼ぎ、税金を払い、無駄は良くないけれどきちんとお金を使い、復興に必要な資金を捻出するための経済活動に参加・協力していくのがベストな方法なのかも知れません。


復興支援にボランティアその他で直接係わっている方々も、私のように直接支援が出来ない人も、思いは一つ。
原発周辺は元に戻るまでには永い永い日々が続きますが、一日も早い復興が出来ますよう、見守りつつ僅かながらの支援をしていきたいと思う震災から一年目の昨日・今日でした。 



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