昨日のFacebookにも投稿させて頂きましたが、私こと岩崎和夫は公益社団法人東京都宅地建物取引業協会練馬区支部の役員改選期にあたり、支部長候補として立候補をさせて頂きました。
色々と複雑で奥深い問題もあり、苦渋の決断でしたが、本年4月から宅建協会が公益社団法人へ移行したのを受け、支部の組織形態・運営方法が「今までと同じでは駄目だ!」ということ、及び顧客離れが進む中、何としても我々会員各社の元に顧客を誘導するシステム、ズバリ『ハトさん』の普及・促進を加速させること。
他にもまだまだやらなければならないことは多々有りますが、この二つが決断に至った大きな理由です。
宅建協会は伝統と格式のある団体、とても大事なことです。
過去の歴史無くして現在無し、伝統無くして血筋無し、格式無くして秩序無し。
確かに今迄の会務運営は、どちらかと言うと伝統と格式を重んじた方向に舵取りされ、組織の形を重んじ過ぎた為に中身が手薄になってしまった感があります。
組織の中心では無いにしても、今迄その中にいた私にもその責任の一端があります。
その端的な例として会員数の動向が如実に物語っています。
平成元年当時の我々宅建協会(東京都)の会員数は約17,037社、一方もう一つの業界団体「全日本不動産協会」(通称:全日) はと言うと4,690社でした。
全体では21,727社の内、宅建協会が78.42%、全日さんが21.58%という割合でした。
平成24年3月時点での比較では宅建協会が約15,308社(64.72%)、全日さんが8,347社(35.28%)
全体での総数は1,928社増えていますが、宅建協会は1,729社減、全日さんは倍近い伸びを示し3,657社の増となっています。
宅建協会の退会者数は全日さんより高く、入会者数は宅建協会よりも全日さんの方が高いのです。
つまり毎年、毎年その差はどんどん縮まっていることになります。
宅建協会の退会者率が高いのは、高齢化・後継者不足による廃業によるところが大きいのですが、退会者数よりも大きな 問題は入会者数です。
入会時の初期費用は宅建協会の方が若干高いので、開業時の負担額を抑えたい気持ちも解りますが、どうやら原因はそれだけではなく、協会ごとの体質の違いによるところも結構大きく影響しているような気がします。
このままでは単純計算で約20年後には会員数が逆転します。
今やらなければ、何かをしなければ、とにかく動かなければ・・・・
恐竜が滅んだように衰退の一歩を辿ることになります。
私は常日頃思い、事あるごとにお話しさせて頂くことですが、洗面器に溜まった水を腐らせず、ボウフラを湧かせない方法。
その方法は二つあり、 新しい水を注入するか、溜まった水をかき混ぜること!
何もしなければ何も起こりません。
世の安定期には「じっくり考え、それから慎重に行動」これで良いのでしょうが、世の中が不況になり、進むスピード変化のスピードが速くなった時には、「走りながら考え、とにかく行動する。」
もし間違っていたら即修正する。
とにかくその場に止まって考えることはしない。
何故なら?
世の中の進むスピードが昔とは違うから・・・・・
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