世界一とも言われるジョージア州オーガスタナショナルで行われるゴルフトーナメント「マスターズ」。
勝者には神が降りてくると言われ、毎年信じられないようなスーパーショットや名シーンが繰り返されてきた。
日本人としては去年に続き、今年も予選を通過したアマチュア松山英樹の活躍に歓喜する予選二日目であった。
しかし・・・・・
非常に残念なシーンが国際映像で流され正直ガッカリした。
それは石川遼の予選落ちでは無く、タイガーウッズのプレースタイル。
16番Par3の第1打。
大きく右に外したショットだったが、クラブを放り出しただけでは無く、地面に落ちたクラブを何と蹴っ飛ばした。
開幕前に歴代チャンピオンだった「アーノルド・パーマー」・「ジャック・ニクラウス」+「ゲイリー・プレーヤー」が始球式を行ったが、歴代勝者はクラブを自分の身体のように大事に扱い、決して放り出す事は無く、ましてや蹴っ飛ばすなんてシーンは見た事も無いし聞いた事も無い。
トム・ワトソンは勝っても負けても、ナイスショットでもミスショットでも、笑顔は絶対忘れない!
それが支えてくれるパトロンへの恩返しだから・・・
ゴルフも勝つための勝負。
強くなくては勝てないし、勝つためには自分と戦っているのは誰しも同じ、しかしプロには憧れるファンがおり、子供達はスーパースターに憧れて将来への夢を膨らまして成長して行く。
石川遼もたまにクラブを投げ捨て、もしくはクラブで地面を叩き付けるシーンを目にするが、見ていて気持ちの良いものでは無い。
自分を奮い立たせるための行為なのだろうが、ある一定レベル以上になったら見ている人への影響が大きいことをしっかりと自覚するべきでは無いだろうか。
チャンピオンの資質は強いだけでは駄目だ。
大事なのは『心・技・体』
勝つだけなら技と体力だけ有れば良いのだろうが、それならルール無き戦争と同じく野獣の戦いとなってしまう。
競技とは言ってもゴルフはスポーツであり、やはりトップに立つ者にはしっかりと『心・技・体』全てを持っていて欲しいと思う。
ゴルフが大好きだけれど、一向に上手くならないオヤジゴルファーのつぶやきでした。
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