国土交通省は19日付で、7月1日時点の都道府県地価(基準地価)を公表しました。
春先の公示価格と同じく、3大都市圏では活発な不動産投資に後押しされる形での上昇のようです。
3大都市圏平均では住宅地で0.4%、商業地で3.6%と商業地での上昇が目立つのは実需の動きと言うよりは投機的な動きによる価格上昇と見た方が良さそうです。
特に東京圏では住宅地0.7%、商業地3.9%と都心部ほど投機的な動きが活発なのが解ります。
バブル崩壊後、16年も待ってやっと上昇に転じたのですが、単純には喜べない背景がありそうです。
全国平均で見た場合には、住宅地が2.3%、商業地が2.1%とそれぞれにおいてまだまだ下落が止まっていません。
バブル崩壊時点を100として現在と比べた場合、住宅地で65.5、商業地で39とのことですので、如何にバブルが凄まじかったかがよく解ります。
現在も東京都心部の一等地では投機的な動きでミニバブルが起きかかっているようですが、ただ儲かればよいと言うだけで市場を荒らすのは、あまり好ましい現象ではないと思うのは私だけではないでしょう。
2006年9月20日水曜日
基準地価16年ぶりに上昇
2006年9月16日土曜日
とにかく寒い!
例年であればまだまだ30℃前後の日が続き、今月いっぱいは上着もネクタイも締めたくない季節です。
しかし、今年は1ヶ月ほど早い秋がもうそこに?
車の外気温時計での話ですが、一昨日が18℃、昨日が20℃、今日が22℃でした。
半袖の外出は寒くて風邪を引きそうな気候で、仕事人にとっては有り難いことですが、季節感が狂うと経済にも大きな影響が出てきます。
嫌なことが起こらなければ良いのですが・・・
2006年9月15日金曜日
メールエラーetc・・・
このところメールの送受信に関するエラーが頻発しています。
最初に事が起こったのが宅建練馬区支部のメールでした。
事務局から私宛に送付されたメールが届か無いことが解りました。
それも「送ったメール見てくれていますか?」の一言で発覚したのでした。
この問がなかったら異常事態を知ることが出来ず、多くの方にご迷惑を掛ける事になったかも知れません。
事務局のスタッフは送信したメールが送信トレイから送信済みトレイに移動すれば当然に送信完了したと判断します。
しかし今回の事件は送信済みトレイに移動したメールが実は送信されていなかったという事でした。
あれやこれやと調べていくと、どうやらブロバイダーが実施している迷惑メール対策の『25番ポートブロック(Outbound Port25 Blocking)』が原因のようでした。
次に発生した問題は自社のメール送受信時のエラーでした。
約1週間ほど前からエラー表示が出るようになったのですが、エラー表示だけで送信も受信も何とか出来ていました。
同じメールサーバーで複数のアカウントを使っているのですが、その内ひとつだけが受信エラーとなり、エラーメッセージ(タスク ‘xxx.xxx.xxxx.xxx – 送信中’ はエラー (0x800CCC0F) を報告しました; ‘サーバーへの接続が中断されました。この問題が引き続き起こる場合は、サーバー管理者かインターネット サービス プロバイダ(ISP) に連絡してください。 サーバーが応答しました)
サーバー管理会社に問い合わせたところ、サーバーには異常がないので使っているメールソフト側の影響ではないでしょうか?という回答がありました。
今日の午後からは全く受信不可能となり、メールサーバーにはダウンロードされないメールがかなり蓄積されています。
このアカウントは大事なメールも送られてくるので、とにかく中身を見たいのですが受信できず困っていたところ、サーバー側にウェブメール設定があることが解り、ウェブメールを設定してブラウザからメールを見ることが出来ました。
それほど大事なメールは無かったので約170通ほど溜まっていたメールを削除しました。
しかし、ウェブメールから削除はしたものの、メールソフトは相変わらずエラー表示が出て未処理メールが約170件あると表示されてしまいます。
苦肉の策でサーバー管理ソフトから問題のあったアカウントを一旦削除、その後新たに同じアカウントを設定したらエラーが起こらなくなりました。
いったい何が起こったのか?
迷惑メールやフィッシング対策、ウィルス対策などであの手この手の対策をしている結果がこのような形で出てくるのかも知れませんが、それほどウェブに詳しくない人は解決策をどこで手に入れどうやって対処するのか?
ということをサービス供給側でもう少し考えて欲しいと思うしだいです。
ここしばらくブログを書く暇もないほど調べまくってやっと今日解決できました。
とても便利に何の不都合も感じずに使っていたメールですが、メールが普及しだした当初に戻り、「メールを送ったけど届いていますか?」というチェックもたまには必要なのかも知れません。
この現象に関する説明サイトを2点ご紹介します。
@niftyの25番ポートブロックについて
マイクロソフトサポートオンライン
2006年9月12日火曜日
個人情報と名簿作成
今日は午後3時から宅建練馬区支部にて組織委員会が開催されました。
議題は5年に1回発行している写真名鑑と2年に1回役員改選期に発行している会員名簿の掲載指示リストの集計です。
今年は会員名簿と写真名鑑の発行がたまたま重なり、業協会設立40周年記念ということもあり両方発行することで決まっていました。
問題は昨年施行された「個人情報保護法」です。
代表者の個人名、顔写真等の個人に関わる部分は法律上「個人情報」に該当するということで、掲載の可否を指示リストで選んでいただく方法をとりました。
今日は全会員の中でいったい何人の掲載拒否がいるかを把握するための最初の委員会でした。
かなりの掲載拒否がいるかと心配されたのですが、結果は約650名の会員の中で約40社程度と、予想よりは低い数字となりました。
これからしばらくの間、会員名簿は全会員を掲載するとして、写真名鑑はその主旨からして写真掲載を拒否した会員を写真無しで掲載するか?あるいは社名ごと全てを掲載しないか?についていろいろと意見交換が行われます。
そもそも写真の掲載だけでなく、名簿には会社名も含めて一切掲載して欲しくないという会員も存在します。
5年前の写真名鑑発行時、2年前の会員名簿発行時はそれぞれ個人情報保護法施行前だったので、全会員が両方とも写真も含めて掲載されています。
我々の業界だけではなく、学校でも連絡網があっても公表できず、実際には機能していないという話も聞きます。
個人の情報漏洩を防止するための法律が、社会の仕組みを破壊しているという現実をもう少し見つめ、過剰反応しないような仕組みに変えていく必要があるのでしょう。
2006年9月9日土曜日
自殺があった物件の説明義務はいつまで?
今日は夕方6時から、社団法人 東京都宅地建物取引業協会 練馬区支部の平成18年度第6回目の理事会が開催されました。
社団法人の運営規則に則り粛々と理事会は進行していきましたが、今日は質疑応答に非常に興味深くしかも真剣に対応しなければならない事例が報告されました。
最初の問題は個人情報保護法です。
練馬区支部では役員改選期に会員名簿を発行し、5年に1回の写真名鑑を発行しています。
今年はたまたま会員名簿と写真名鑑発行が同じ年度に重なり、どうするか検討された結果名簿と名鑑はその利用目的が違うということで両方発行することに決定していました。
そこで問題となったのは「個人情報保護法」です。
営利目的の会社であっても法律上は「代表者の氏名や顔写真は個人情報」ということで個人情報保護法の趣旨に乗っ取り、掲載の可否を会員に委ねる形で掲載指示を仰ぎました。
最終集計は週明けの月曜日に行いますが、今日の段階ではおよそ20%程の会員から写真掲載拒否の回答があったようです。
今日の理事会で最初にあった質問は、写真名鑑と銘打っているものを写真が歯抜けでも掲載するのか?
という質問です。
正直なところ個人情報保護法が施行されてから初めての名簿発行となり、色々な議論は行ったものの机の上での議論で、実際の反響は経験していない上での判断でした。
実際スタートしてみると種々の問題点が浮き彫りとなり、結果写真名鑑を写真無しの人も掲載するのか?写真を掲載しない会員は掲載しないのか?意見は分かれました。
事が非常にデリケートな問題だけに今後の慎重な検討が必要な出来事でした。
我々の業界だけの問題では無く、学校でも卒業アルバムが作成できなくなったり、緊急連絡網が公表できなくなったり、業界の垣根を越えた議論が必要だとつくづく感じた次第です。
次は理事会終了間際に出た質問でしたが、「自殺部屋の重要事項説明はいつまで行うべきか?」という質問でした。
判例によると8年経過後は説明しなくても告知義務責任は問われないらしいのですが、道義的にどうなのか?
弁護士に相談すると「自殺があった部屋は何年経過しても説明義務は消滅しない」ということになるようですが、法律上の解釈と世間の実情はかけ離れたものもあり非常に難しい問題です。
しかも、自殺のあった部屋・殺人事件のあった部屋・自然死でも死後暫く発見されなかった部屋などそれぞれに状況が異なっています。
マンションの場合、その部屋でではなく階数も違って部屋も別でもその棟の中で起こったことは説明しておく必要があるのか?等々問題山積みです。
ユーザー心理からしたら、「些細な情報でも全て知りたい」のは当然な話ですが、我々不動産会社からしてみると全ての情報を公開するのが良いか悪いかユーザーが買主・借主だけではなく、売主・貸主もいるだけに双方がユーザーなので判断が難しいところです。
この問題は表面に出して論議することが良いか悪いかも含め、業界全体として、出来れば監督官庁の国土交通省も含めて大いに議論すべき問題だと思っています。
私のこのブログも見ている方は一般のユーザーだけではなく、同業者の方もかなりいらっしゃると思うので、是非ともご意見や経験談をお寄せいただければと思います。
もちろん一般ユーザーの方も、不動産業界の対応について率直なご意見をいただければ幸いです。
色々な意見と解決策が出て、初めて業界側とユーザー側の意識が一致することが出来るので、このブログをご覧になった方はご意見をお寄せ下さい。
2006年9月8日金曜日
皇帝ついに引退?
アイルトンセナがこの世を去り、代わってF-1回の横綱(皇帝)の座を守ってきたターミネータ「シューマッハ」
若きライバルに勝てなくなり、それでも皇帝の意地を見せて今年は粘り勝ちをもぎ取り、やはり皇帝はまだまだ後輩に道は譲らないのか?と思っていた矢先、衝撃的なニュースが飛び込んできました。
どうやら今週末のレース終了後に引退発表をするらしい?
あくまでもらしい!ですが、スポーツ界のニュースとして小さくですが今朝の新聞に出ていました。
王者の引き際は何処でする?
音速の貴公子「アイルトンセナ」がこの世を去り、皇帝「シューマッハ」に世代交代した時のレースは思い起こせば12年前の5月1日。
ゴールデンウィークの休みでテレビを見ていたときに起こり、私だけではなく世界中が凍り付いた瞬間でした。
チャンピオン「セナ」が若きチャレンジャー「シューマッハ」に追い回され、「逃げに逃げてほんの僅かなミスが事故に繋がった」というのが本当のところかも知れません。
その時まさにセナの真後ろにいたのがシューマッハでした。
サイボーグと言われるシューマッハはあまり表情を変えないタイプですが、自分の目の前でライバルが壁に激突した瞬間は心の奥底にこの12年間ずっと眠っていたと思います。
頂点を極めた者の引き際は非常に難しく、「勝てなくなり・自然消滅的に引退」も当然あり。
絶頂期に突然引退し「何故この時期にやめるのか?」と惜しまれつつ引退するのもあり。
アイルトンセナのようにパッと散るのも有りでしょう。
絶えず人の目にさらされている頂点を極めた人達の引き際は難しいな!と思った一日でした。
2006年9月5日火曜日
主任者試験打合会
10月15日(日)は年に1回の宅地建物取引主任者資格試験の開始日です。
今年の申込者数は全国レベルで約2万人増の24万人とかなり受験者数が増えています。
これも景気回復の影響でしょうか?
(社)東京都宅地建物取引業協会では毎年受験会場にスタッフを派遣し、主任者試験を陰で支えています。
今年は受験者数が増えたことから、我々の派遣スタッフ数も昨年と比べるとかなり数が増えました。
練馬区支部では昨年20数名だったスタッフが、今年は34名を派遣することになり、10月15日は業界全体が開店休業で仕事になりません。
家探しユーザーは10月15日は避けた方が良いかも知れませんよ!
我々業協会が試験のバックアップをするのも、未来の仲間が増えることを歓迎しているのと、将来業協会を支えてくれるであろう人達の最初の関門をよりスムーズに運営して行ければという思いからです。
今年受験する方はしっかり勉強して(今からでも大丈夫)より多くの合格者が出ることを期待しています。