2011年3月18日金曜日

宅建協会臨時総会&代議員会

地震の影響により開催が危ぶまれていましたが、本日13:00から新宿京王プラザホテルにて、新公益社団法人移行申請に向けた定款変更のための臨時総会が開催されました。


開始後10分程の頃、下から一回だけでしたが強い地震の突き上げがあり、一瞬ひんやりしたが即治まって一安心といったところです。


臨時総会が無事終了した途端、1人の人が「こんな時に総会を開催し、もしも代議員のみに危険があったらどう責任を取るんだ!」という発言が有りました。


確かに大地震発生後の会合だけに、このような意見が出ることは想定された事です。
それ以外は総会自体が荒れることは無く、無事に定款変更の議案は可決承認されました。


正会員数14,395社に対し、賛成した出席会員439名、委任状11,460通の賛成総数11,899名によって可決決定されました。


その後引き続き開催された平成22年度第3回目の代議員会では、各種報告に続き平成22年度予算補正に関する件、及び平成23年度事業計画案と予算案承認に関する議案が上程され、全て可決決定して無事終了いたしました。


まだまだ余震が続く中での開催でしたので、とにかく無事に終了して良かったと内心ほっとしている次第です。



2011年3月17日木曜日

技術革新、制御出来なければ意味がない!

その昔、モータースポーツをやっていた時のキャブレター(燃料供給装置?)は、ウェーバー・ソレックス、一般車のスポーツタイプはSUキャブ等、ねじを回して調整するアナログタイプが主流でした。


調整するメカニックの技術レベルによって車の性能は大きく変わり、運転するドライバーにとっては足回り同様に非常に大事なポイントでした。


途中から電子制御のフューエルインジェクション(燃料噴射装置)なるものが車に搭載されるようになり、ねじを回して調整するアナログ時代から、パソコンでデータを制御するデジタル時代へと移行しました。


今まで不可能であった夢のようなセッティングが可能となり、運転席に設置されたダイヤルを回すことで燃料の供給を調整出来るようになりました。


つまりどういうことかというと、それまではボンネットを開けてドライバーを持ち、キャブレターの調整ねじを回して燃料を調整、しばらく走って納得がいかなければまた車を止めてボンネットを開けて調整、その繰り返しで自分の望むセッティングを決めていたものが、車を降りず、ボンネットを開けず、運転性からダイヤルを回すだけで調整可能となったのです。


当時は排ガス規制のための検問があちこちで行われており、私が乗っていたような派手なカラーリングを施したラリー車は真っ先に検問に引っかかりました。


キャブレター時代、馬力をあげるために燃料ミクスチャーを濃くしていたので、結果としては高濃度の排気ガス(生ガス)を発生し、検問では必ずといって良い程「整備不良車」のレッテルを貼られていました。


しかし・・・・・・


電子制御時代になってからはその当たりのことが一変し、悪ふざけだったので今はとっても反省していますが、排ガス検問に入った瞬間、運転席からダイヤル調整で燃料ミクスチャーを一番濃くします。


結果どうなるかというと、検問で使っている排ガス規制のメーターが振り切れてしまい、整備不良車として要整備のステッカーを貼られてしまうのです。


ところが・・・・


運転席から燃料ミクスチャーを一番薄くし、「すみません。もう一度計ってもらえますか?」と言って再計測してもらうと今度は計測器の針が動きません。


どういう事態になるかというと、「計器が壊れたようなので今日の検問は中止」となっていたのです。


つまり、新しい技術が広まったとき、その技術を理解出来ない人にとっては何が起きているのか理解が出来ず、正確な状況判断が出来なくなると言うことなのです。


前置きが余りにも長くなり、焦点が呆けそうになってきたのですが、何を言いたいかというと、人間が便利に使う道具は、使い手がコントロール出来ることが前提であり、制御不能となる技術は、どんなに便利でも・コストが削減出来ても・効率が一番良くても、人間が使うべきではないのではないかと言うことを言いたかったのです。


便利に使える道具は、使い手がちゃんとすべてを制御出来て初めて力を発揮する。


今までは技術革新に一喜一憂して進化して来たけれど、「本当にそれで良いの?」と感じたのは、多分私だけではないでしょう。


 



2011年3月16日水曜日

放射能汚染された雨に要注意!

今日までは仕事柄、地震発生以降各現場を回り、顧客の安否確認を行い、管理物件の被害状況把握に走り回っていました。
地震規模の割には、幸いなことに東京は被害が少なかったと言うのがその印象だったのですが、今夜からは放射能を含んだ雨が降る可能性も大きくなりました。


なるべく外出しない、必ず傘をさし雨に濡れない、等の注意が必要です。
政府はチェルノブイリのようなことにはならないとコメントしていたが、実はもっと深刻な状況になっている可能性は否定出来ません。
皆さん要注意!



2011年3月15日火曜日

計画停電で交通機関が大きく麻痺!

金曜日に起きた大地震後、すべてが動き出す週明け、私は宅建協会本部相談所の苦情解決相談勤務日となっていたため、いつもより30分程早めに家を出て飯田橋の本部相談所へ向かいました。


練馬駅で確認すると西武池袋線は運行、いつもの飯田橋までの交通手段である有楽町線は運休。


やむなく大江戸線に行ってみると通常運行と言うことで大江戸線で本部相談所に向かったのですが、余裕を持って出かけたつもりが相談所開始時間ぎりぎりとなってしまいました。


通常は相談員2名と苦情解決相談員1名の合計3名で勤務する本部相談所ですが、計画停電による交通機関の不通もあり、今日は二人で勤務となりました。


地震による建物損壊や契約から引き渡しまでの間に目的物件が倒壊したらどうなる?といった地震関連の相談が殆どでした。


宅建本部事務局も交通機関の影響で出社出来ない職員も多く、明日からの本部相談所は相談員及び事務局員の交通手段が確保出来ないと言うことでしばらく休業することとなりました。


10時から15時までの勤務が終わり、自分の会社に戻ろうとしたのですが東西線は中央線への乗り入れを中止。
有楽町線は運休なので総武線で中野まで行き、バスで会社まで帰ろうとJR飯田橋駅へ入ったのですが・・・・


電車は一時間に一本程度の運行状況で、次の電車に乗るまで約50分程ホームで待たされました。


電力不足でやむを得ない措置でもある計画停電。
明日からも混乱は有るでしょうが、多大な被害を被った被災地のことを考えると、さすがに文句を言う人がいなかったのは、みんなそれぞれにことの重大さを理解しているということの現れなのでしょう。


交通機関も明日どうなるのか心配ですが、福島原発の炉心融解の方が遥かに心配です。
チェルノブイリの事故が頭から離れず、人間は自分で制御出来無くなるものを作ったり、使ったりしてはいけないのでは無いか?


新しいものへのチャレンジは大事だけれど、昔のままの方が安全だったのではないか?等々、考えることは多々あります。



2011年3月14日月曜日

食料・ガソリン、とにかく買い占め!

地震発生から二日が経過、東北地方では被害の大きさが日に日に明らかとなり、嘗て無い程の深刻な事態であることがニュース映像から伝わってきます。


弊社で物件をお預かりしているリロケーションオーナーの方で宮城県・山形県・福島県・茨城県在住の方は現時点で連絡が取れていない方もおり、とても心配をしております。


昨日に引き続き、今日も早朝から各管理物件の現地調査を実施してきました。


まず首都高速で湾岸エリアへ向かったのですが、首都高速も一部通行止めとなっておりました。
驚いたのは初めて目にするガソリンスタンドの「売り切れ」表示。


昨日出回ったチェーンメールも心理的影響が有ったのでしょう。


ハイオク売り切れ GSによっては「ハイオク・レギュラー共に売り切れ」と表示しているところもあり、殆どのスタンドが給油を待つ車で大渋滞です。
まだまだ暫く現地調査で出かける必要もありそうなので、半分程しか減っていなかったですが、会社に帰る前に渋滞に並び、とりあえず満タンにしておきました。


コンビニやスーパーでも日曜日という所為もあるのでしょうが人だらけ、特に食料品は売り切れ状態で殆どの方が大きな荷物を持って出てくるので買いだめをしているようです。


この分だと明日明後日の物流がちょっと心配になります。


スカイツリー そんな最中でもスカイツリーの工事は進んでいるようで、横を通りかかったら最上部のアンテナ?部分が細く積み上げられ、かなりの高さになっています。
スカイツリーHPによると今日現在で609mまで来ているようです。


予定では634(ムサシ)mとのことなので、まだ25m上へ伸びるようです。


11日の午後に大地震が起きた際も当然工事は行われていたでしょうが、上の方で作業していた方々の事を考えるとぞっとします。


さぞや怖い思いをされたことでしょう。



2011年3月13日日曜日

安否確認と被害状況の把握作業

今朝起きて朝刊に目を通し、朝のニュースを見て事の重大さ、被害の大きさにあらためて驚き、今日はすべての予定をキャンセルして入居者の安否確認と物件の被害状況の把握作業を実施しました。


昨日は殆ど電話が通じずに断念した連絡作業だったのですが、今朝からは東京周辺に限ってですが比較的電話も繋がり、全員で手分けして安否確認と被害状況の把握に努める一日でした。


被害甚大な地域もある中で、東京周辺は地震の規模の割には被害が最小限で済んだのかな?と言った印象です。


棚から物が落ちで壊れたりと言った被害はあるものの、建物にひび割れが生じた、家具が転倒した、ガラスが割れた等の報告は今日のところは無く、とりあえず一安心。


東北沿岸壊滅 午後からは行ける範囲内で管理物件の被害状況を把握するため、特に築年数が古い物件を集中的に回ってみましたが目で見えるような被害は無し。


体感した揺れの大きさの割には被害が少なくて済んだというのが実感です。


調査途中の街並みにも倒壊したような家屋や塀等もなく、とりあえずは管理物件の築年数が古い物も目視出来る被害は有りませんでした。


しかし、土曜日と言うこともあるのかも知れませんが、ガソリンスタンドは何処も長蛇の列。
コンビニやスーパーは食品類がすべて売り切れ。


まだまだ余震があったり、二次災害があったりと安心出来る状況ではないので、明日も一日中安否確認と被害状況の確認に奔走する一日となりそうです。


自宅に戻ってから夕刊を見て、さらなる被害の大きさにあらためて驚いております。


特に福島原発は非常に心配です。
どうしてもチェルノブイリの事が頭から離れず、当時の報道写真が頭の中をよぎります。



2011年3月12日土曜日

東日本大地震

東日本大地震 夜中も余震で何度も目が覚め、早朝に新聞を見てその規模の大きさに正直びっくりでした。


M8.8で関東大震災を遙かに超える規模の大地震でした。


現在も東京の交通機関は麻痺しており、いまだに自宅に戻れない方々もいるようです。


昨日の夕方は電話が殆どつながらず、各入居者の方々やオーナーの皆様へも連絡が取れない状況でした。


やむなく近隣の物件のみ自転車で巡回し確認作業を行いましたが、街並みの様子は普段と全く変わらず、建物その他も東京では特に被害がないように見えました。


しかし、近隣の古いマンション居住者から「室内のドアや収納扉が開かなくなってしまい何とかして欲しい」との電話が入り、古いマンションだっただけにびっくりして急遽駆けつけました。


このマンションは古く、給排水管の劣化も激しいことから空室が出る度にリノベーションを施したマンションでした。


躯体が変形したかと心配したのですが、実は各扉の耐震ロックが掛かっただけでした。


今日はすべての予定をキャンセルし、全員で手分けして全住居の安否確認と被害状況の確認作業を行います。


突然で申し訳ありませんが、危険回避もありますし、緊急事態ですのでご了承の程よろしくお願いいたします。