2008年11月10日月曜日

定期借家の積極活用術セミナー

11月6日(木)18:00~20:00迄、下北沢の北沢タウンホールにて「定期借家積極活用術」の講演をさせていただきました。



私の仕事は主たる業務が「リロケーション」(転勤される方の留守宅管理)ですので、所有者が転勤から帰るまでの期間限定の賃貸借となります。



結果、期間を定めての契約ですので、全ての契約は平成12年3月1日に施行された定期借家法に則って行っています。



昨年国土交通省が、不動産会社・貸主・借主を対象として行った定期借家のアンケートによると、居住用の契約では施行から8年も経っているのに、未だに普及率は5%という結果になっていました。



私の会社では普通のアパートも含めて9割以上は定期借家を使って契約しています。



従来からの普通賃貸借は、借主は契約条文により「1ヶ月前の予告で解約」出来るのが一般的ですが、貸主側は法律上「正当事由」が無いと契約を終了させることが出来ません。
これは戦前戦後の住宅が不足していた時代の名残で、住宅が余っている状態の現代では貸主・借主の権利が不平等となっていました。



定期借家は貸主にも正当事由なしに契約を終了させる権利を与え、これで貸主・借主が平等に権利を主張出来る環境が整い、やっと欧米並みの借家制度が出来たのですが、「結果は普及率5%」。
何とも情けなく、非常に悲しい話です。



旨く利用すれば貸主側にも借主側にも、双方にメリットのある借家制度なので何とか普及促進が進み、使い勝手の悪い部分を手直しし、より良い制度になればと願っていました。
しかし普及率が低いが為に、施行当初は4年後(平成16年)を目処に見直しがなされるはずだったのですが、未だに制度が改良されていません。



そんな矢先、宅建協会世田谷区支部の東部地区さんから「地区会員の為に定期借家セミナーを開催したいので講師をお願いしたい」とのお声がけをいただき、今回の定借セミナーの開催となりました。



お聞きしたところ東部地区さんは所属会員約70名ほどの組織だそうですが、集まって下さった会員さんの数は過半数を超えておりました。



それだけ皆さん、定借のことを知ってはいるが、新しいビジネスチャンスとしての定期借家に興味をお持ちなんだと、私自身資料作りにも熱が入った次第です。



最後に国土交通省の意識調査でおもしろい結果が出た部分をご紹介します。



不動産会社への意識調査では、「定期借家を今後活用する」との回答はたったの2.5%でした。(場合によっては活用するが72.1%)
その理由として過半数の人は「賃借人にとって魅力が無く空き家になるから」と回答しています。



しかし、賃借人へのアンケートを見てみると、約6割の人が「気に入った物件が定期借家だった」と答え、約4割の人が「敷金・礼金等の一時金が安かった」と答えています。



その一方で定期借家にしなかった理由としては



  • 物件退去の時期が未定:5.4%


  • 適当な契約期間の物件が無かった:4.8%


  • 適当な立地・広さの物件が無かった:2.9%


  • 家賃が普通賃貸借よりも高かった:1.6%


と続き、定期借家にしなかった理由は全てが数パーセント以下で、定期借家を嫌っていない事がよく解ります。
また、気に入った物件が定期借家だったと答えた方が6割いるということは、定借にしなかった理由と同じく、賃借人側は「定借と普通賃貸借」をそれほど意識しておらず、「契約形態よりも物件の善し悪し」の方を大切にしている事がよく解ります。



不動産会社側・家主側がユーザー心理をもう少し理解し、より良い物件が市場に出るように努力する必要があるのではないでしょうか?



2008年11月6日木曜日

一の酉

Photo昨日11月5日に練馬駅南側にある大鳥神社周辺にて酉の市(一の酉)が開催されました。



例年大鳥神社を囲む周辺道路には出店が並び、大きな熊手を抱えた人たちで中へ入れないほどの賑わいをみせます。



今年は三の酉まであり日程は下記の通り。



  • 一の酉:11月5日(水)


  • 二の酉:11月17日(月)


  • 三の酉:11月29日(土)


酉の市で縁起物の熊手を購入する風習は関東地方特有のものらしく、練馬周辺では下記の神社で催されます。



  • 練馬:大鳥神社


  • 石神井公園:大鷲神社


  • 新井薬師:新井天神北野神社


  • 荻窪:天沼八幡神社


  • 吉祥寺:武蔵野八幡宮


  • 雑司ヶ谷:大鳥神社


○酉の市情報は こちらからどうぞ→→



三の酉まである年は火事が多いと言われていますが、今年はそのジンクス外れればよいのですが!





2008年11月3日月曜日

男子ゴルフ界に本物のスター誕生?

ついに「ハニカミ王子」こと石川遼がプロ転句後の初勝利をあげました。



仕事の移動中に車のテレビで見ていたので、見入ってしまっては危険だし、車を停めて暫し観戦となりました。



2ストローク差で迎えた最終ホール。
一般常識では無理をせず、2ストロークの差を守って勝つべく、攻めないで守るのが今までの常識だし、絶えず勝つためには「絶対に無理をしない」が勝負の常識。



しかし・・・・・



プロは勝ってなんぼのもんだ!とは言っても、プロである以上観客に見せる技も必要。



スター性というのは観客に次を予測させないサプライズを成功させるか否か?かも知れません。



石川遼は昨年アマチュアで優勝し、プロに転向してからは勝てず、勢いで攻めるだけではプロの世界は通用しないのか?



誰もがそう思っていた矢先・・・・・



一切守らず、最後の最後まで攻めて失敗し、見せ場を作って観客を魅了する、これがスターの持てる技と言うことなのかも知れないですね!



「守りに入らず、絶えずチャレンジしている姿に大衆は感動する!」のは、私も一緒です。



勝って欲を持たず、ファンを大事にし、見せる(挑戦する)プレーを続けることがお金を稼ぐプロのやるべき事なのでは無いでしょうか?



プロスポーツは観客がいてなんぼのもんですから!



永きに渡り、段々とつまらなくなっていた日本の男子ゴルフ界。



これから女子ゴルフよりも面白くなるかも知れませんよ!



これも時代の変化です!



勝っても奢らず!守りに入らず!絶えずチャレンジ!、レイアップはせず絶えず攻める!
タイガーウッズと石川遼のゴルフスタイルは似ているかも知れませんね?



良い刺激です!



2008年11月1日土曜日

今年もいよいよ残り2ヶ月、良い年を迎えるために・・・・・

いよいよ今年も残り2ヶ月となりました。



実は11月1日は私の誕生日。



最近ではなるべく誕生日は来ない方が嬉しいと思う年になって来たけれど、目をつぶって無視しても年齢は確実に、誰にでも平等に時を刻んで行きます。



こればっかりは男女の差も貧富の差も無く全て平等です。
私も同じ!



さてさて急激に悪化してきた経済情勢の中、この2ヶ月をどのように過ごすか?



この2ヶ月間の過ごし方によって、正月を明るく迎えるか?暗く迎えるか?が変わってくるような気がします。



日銀が景気悪化を受けて利下げに踏み切ったとは言っても、いきなり不動産が売れる訳でもなく、政府が「生活支援定額給付金12,000円」を表明したようだけど、12,000円が給付されたからといってそれがいきなり消費に回る訳もなく、ただの税金ばらまきで景気対策にはならないだろう!と感じたのは私だけではないでしょう!



何はともあれ、景気がどうあれ、社会がどうあれ、金利がどうあれ、つべこべ言わずに自分のやるべき事をしっかりやる!



残り2ヶ月、がんばりの基本は「やるべき事をやるべき時にやる」



これしか無いですかね?



2008年10月26日日曜日

BRICs

このところ連日のように新聞の一面トップ記事は不況の話しばかり。



そんな時だけに、普段はあまり深く読んだり調べたりしない経済面にじっくり目を通すと初めて目にする語句が結構出てきます。



つい最近学習したのは「BRICs」。



ブラジル・ロシア・インド・中国の頭文字を取って名付けられた言葉で、世界経済をこれから牽引して行くであろうといわれる国々です。



投資家の間ではポピュラーな経済用語らしいのですが、私も含めて知らなかった人も多いのではないでしょうか。



この4国だけで世界人口の43%を占めるとのことで、確かに半数ぐらいの人口を持つ国々がどのように動くかによって世界経済が引っ張られるというのは、比較的簡単にしかも素直に納得出来る話しです。



先進各国(機関投資家といった方が良いかも?)はこれから化けるかもしれない大国予備軍に大量の投資を行い、それによってBRICsはビックリするような経済成長をつい最近まで続けてきていました。



しかし・・・・・・・・・



一気に投資家のマネーが引いてしまい、ヤグラの上でハシゴを外されてしまったような、基礎が固まっていないのに上に建物だけが先に出来てしまったような状態になっています。



これらが転けたらと想像するとちょっと怖くなりますが、今朝の新聞一面トップの急激な円高と株価の下落がどこまで進行するか、ここしばらく予断を許さない状況が続きそうです。





2008年10月25日土曜日

ネットの世界は自己責任!現実社会は?

ネットの世界は何があっても自己責任と言われ、それなりに暗黙の了解というか最近では自己責任のルールが定着してきたような気がします。



リアルな現実社会では当然のことながら自己責任が昔からのルールのはずだったのに・・・



最近の現実社会では「自己責任」が何処かへ消えてしまい、変に保護されてしまったが故に自己責任での注意が無くなり、事故があった際に他人の責任を追及するような風潮が当たり前のようになっています。



毎日のニュースでこのような報道がなされる度に、まず最初に自分で注意する「自己責任」は何処へ行ってしまったのだ!と改めて深く感じています。



おそらくこれは私が年をとったためではなく、若い人達もそれなりに同じような感覚を持っているのではないでしょうか。



2008年10月15日水曜日

上下幅過去最高のジェットコースター

大幅に下落したと思ったら過去最高の上昇。



G7の決定は有ったものの、なんだか落差世界一のジェットコースターに乗った気分です。



ここまで人の言動と憶測で株価が上下するとは・・・・・・・



マネーゲームとはよく言ったものです。



あまりにも大幅に上がると言うことは、また大幅に下がるかもしれないですね。



株にのめり込まなくて良かった!と思う瞬間です。