このところインターネットからのエンドユーザー反響が増えています。
喜ぶべき事態なのだが・・・・
何故だろう?繁忙期に大震災が発生し、その余波で時期がずれたのか?等々・・・・
しかし、あるポータルサイト(アットホームウェブ)からの反響だけが増え、それ以外のサイトからは今までとおりで変化無し。
よくよく見てみると、物件検索してお目当てらしき物件詳細画面に入った際、今まで物件詳細項目より下の方にあった問い合わせフォームが、写真や間取図のすぐ下、詳細項目より上の部分に移動していました。
これでユーザーはより問い合わせしやすくなり、掲載会社の方は反響数が増えて喜び、不動産ポータルにしてみれば問い合わせ件数が増えたと言うことは「より良いサイトになった」と言うことになり、一見皆が喜んでいるように思えます。
でも、よくよく考えてみると詳細情報より問い合わせフォームが上に来たと言うことは、詳細情報を見ずに写真と間取図だけ見て問い合わせしている方が増えたと言うことです。
それはどういう事かというと、顧客側からしてみると「問い合わせはしたけれど私の希望物件ではなかった。」と言う現象が起き、情報発信元の不動産会社では成約率が極端に落ちるという現象が起きます。
弊社でもそのような現象はこのところ多く、定期借家物件・喫煙不可物件等の契約条件欄を殆ど見ずに問い合わせをしてくる方が増えてしまいました。
反響が少ないと文句を言い、反響が多くても成約に繋がらないとまた文句を言い、不動産ポータルも大変な思い、大変な努力や工夫をしながらサイト構築を行っていることを思うと、やはり反響が無いよりは成約率が低くなっても反響数が多い方が良い!と言う結論に達します。
やはり、ユーザー側が物件を探しやすく、希望物件を見つけやすく、問い合わせがしやすいサイトが支持されるのだと思います。
現在不動産協同組合主導で業界団体の不動産ポータルサイト「仮称:新ハトマークネット」の構築作業を進めており、各セクションに分かれ、多い時には週3~4回もの打合せを行い、各自がアイディアを出し合ってより良いサイト構築を目指して頑張っています。
それだけに、各不動産ポータルの努力と苦労がよく解ります。
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