2007年11月23日金曜日

清水に続き竹中工務店でも強度不足発覚

千葉県市川市のJR市川駅前再開発地区で清水建設を主体とする5社が建築中の45階建超高層マンション「ザ・タワーズ・ウエスト プレミアレジデンス」。



駅前の再開発区域内、45階建の超高層、施工は清水建設、分譲は野村と三井という大手ジョイントによる信頼感、などで大人気物件でした。



立地が良く、施工も分譲も大手ということで、ちょっと無理して購入した方々もかなりいたことでしょう。
そんな大手分譲物件で128本もの鉄筋不足が検査で分かり、30階で工事がストップしたのが先月下旬。
今月上旬にマスコミ報道され、正直ちょっとびっくりしました。



「作為ある計画的手抜き工事」では無かったようですが、現場で働く人たちがお互いに「大手だから大丈夫」といって、「本来やるべくチェックをやっていなかった」事がどうやらこのミスにつながったようです。



清水建設は、「すべてやり直し、設計通りの強度に戻して工期も守る。」としているようですが、貯金をはたいて購入した方々は「単純に良かった」と安心できる心境では無いでしょう。



そんな事件が起きたばかりなのに、今度は絶対的信頼感のあった、特に高級ブランドのマンションでは別格とも言われていた竹中工務店でも、港区東麻布で建設中の27階建高層賃貸マンションで使用する鉄筋の種類を間違えるという強度不足が発覚しています。



この竹中工務店の場合も作為では無く、本来地下部分に使う予定の鉄筋(径は同じだが強度が20%ほど低い)物を8階と9階に使ってしまったとのことでした。



地下階の工事もたまたま同時進行していた為に取り違えたらしいのだが、専門家によると同じ径でも強度の違う鉄筋は間違わないように色分けされているとのことでした。



ということは単純な人的ミスということになります。



今回は二つの事件共に建設途中で発覚し、設計通りの強度を維持できるように工事をやり直すとのことですが、いくら強度は設計通りと言われても、住む側にとっての精神面は設計書通りにはいきません。



二つの事例を見て行くと、「確認を怠ったための人的な単純ミス」



今回は途中で気が付いたけど、おかしい?と思いながらも、若しくはまったく気付くことも無く完成してしまっている建物もかなり存在すると思った方が良さそうです。



これは他人事では無く、自分の仕事でも「たぶん大丈夫」という未確認の単純ミスが起こらぬよう、その仕事に係る全員がお互いの目線で確認しあう体制作りを私も改めて大事にしたいと感じた次第です。



「白い恋人」完売御礼

Photo賞味期限改ざん問題で操業を停止していた北海道の代表的な土産「白い恋人」。



今日11月22日に3ヶ月ぶりに新千歳空港や道内のデパートなど400店舗で販売が再開されたというニュースが報道されていました。



しかも驚いたことに「完売御礼」



相次ぐ食品偽装で、食の安全は完全に揺らいだ感があったのだが、販売再開と同時に完売とは、日本人の危機意識はいったいどうなっているのだろう?



今朝の新聞には全段広告で販売再開をうたっていたけれど、「表示方法を変えて今度は大丈夫ですよ」という内容の広告で、消費者を欺いていたことに対する反省とお詫びの気持ちをこの新聞広告から感じなかったのは私だけでしょうか?



2007年11月18日日曜日

FDJ社「不動産業のSNS活用」11月27日セミナー開催

11月27日(火)13:00~17:00、千代田区一ツ橋の日本教育会館9階喜山倶楽部にて『FDJ社「不動産業のSNS活用」11月27日セミナー』が開催されます。



Photo



今回のテーマは「SNS」(ソーシャルネットワーキングサービス)、人と人とのつながりをサポートするコミュニティー型のウェブサイト構築です。



最近ではインターネットショッピング等での口コミサイトをよく見かけますが、要するに人と人が集まって良いの悪いの評価する訳です。
マンション分譲などでも良く利用され、近隣周辺の紹介や地域に関することをコミュニティーを作ってそこで紹介して人を集めます。



そのようなコミュニティーのことだと思えば分かりやすいかと思いますが、こういったコミュニティーの作り方教室です。



我々もただ物件情報を大量に流すだけでは無く、これからは自社を取り巻く環境にコミュニティーを形成し、そこからファンを囲い込むような仕組み作りが必要になってきたということでしょう。



非常に興味のある内容なのですが、私はこの日宅建練馬区支部の常務理事会とバッティングしてしまい残念ながら参加できません。



これから先、極々近未来のネット利用のあり方は、単に情報を発信するのではなく、情報が集まるコミュニティーをいかに作るかにかかってくるのかもしれません。



当日時間の取れる方は是非ご参加ください。
以下FDJ社浅見編集長からのメッセージです。



FDJ社から不動産業界初!/SNS活用セミナー開催に当たってのメッセージ



◎SNSで実現するのは、人と人がつながる不動産に係わる
新しいコミュニティとビジネスシーンの創造
ではないのでしょうか。



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(1)SNS日本一の手嶋屋/手嶋 守社長を特別招聘して
「いまスタートさせるべきSNS戦略とは」を学ぶ!
(2)FDJ社からは2年間の検証で見えてきた
「不動産業での活用10シーン」を提案!
(3)営業に役立つ実装の仕方をそっと教えちゃいます!
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〔Movie版〕「どんどん進む!/不動産業のSNS活用」を
作成いたしましたので、こちらもご覧下さい。



■エキサイト:ドガログ
http://dogalog.excite.co.jp/viewvideo.jspx?Movie=48082605/48082605peevee98460.flv



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◎あなたは、どんな活用パターンを描きますか
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〔活用パターン1〕
マンション管理コミュニティでの活用や
協会・FCなどでのお仲間連絡型は
すぐに頭浮かぶとして……



〔活用パターン2〕
私的MLS(My流通機構)として
信頼できる仲間同士で物件情報交換の
SNSを作るのも1つパターン



〔活用パターン3〕
地域情報特化のSNSであなたの街の
タウンガイドを行い
自社ブランドを作っていくのも
よいかもしれませんね。



2007年11月15日木曜日

賃貸住宅フェア2007 in 東京セミナーで講演させていただくことになりました。

株式会社全国賃貸住宅新聞社が主催し、全国で年間約12万人の来場者がある賃貸住宅フェア。
賃貸住宅フェア2007は、今年も5月9・10日に開催された札幌会場から既に各地で開催されています。



今年の東京での開催は、12月18日(火)・19日(水)、会場は有明の東京ビッグサイトです。
東京会場の昨年の来場者は約4万人で、今年の来場者数は二日間で44,000人と予想されています。



このフェアでは賃貸業界に関連のある企業250社が550のブースに出店する他、全国各地各会場で合計350にも及ぶ賃貸経営セミナーが開催されます。



12月19日(水)11:40~12:30の時間帯、東京会場にて実施されるセミナーで、私が「インターネット活用と留守宅転貸の管理獲得術」というテーマで講演させていただくこととなりました。



詳細はおって詳しくお知らせしますが、現在講演内容の検討とデータの準備をしている最中です。



インターネットの普及による不動産業界の変化とその対応策がメインテーマとなりますが、一生懸命準備して講演させていただきますので、当日お時間のある方は是非お立ち寄りください。



お待ちしております。



2007年11月10日土曜日

乙種防火管理講習

Hi380004640仕事でも必要ですし、防火管理者の資格を取るべく、朝から丸一日缶詰の講習を受けてきました。



東京では3ヶ所会場があるようですが、私が行ってきたのは秋葉原にある講習会場です。
約270人ほどが入る教室は、一人ひとりにタッチモニターが設置されており、最後の効果測定はそのタッチモニターで答えを選択していくと合否が判るというものでした。



かなりお金がかかっています。



防火管理者には建物の規模により甲種と乙種があり、甲種はどちらかというと大型の建物や飲食店や劇場など多数の人が出入りする建物の管理者。



乙種は比較的小規模か、または人の出入りの少ない事務所系のビルやマンションです。



甲種は上級資格なので学ぶ内容も多く、丸二日間の講習を受けてその後効果測定があり、一定以上の点数をとるとその資格が与えられます。



私は仕事が多忙な時期でもあり、どうしても丸二日間連続で拘束されるのがつらく、一日のみの乙種を受講してきました。



それでも朝9時から夕方5時までみっちりと授業を受け、効果測定も15問中11問以上出来なければ補講扱いとなり、すんなり認定証はくれません。



私は何とか合格し、東京消防庁消防総監発行の修了証をいただいて帰りました。
しかし、かなりの人が補講となり、居残りで再度やり直しとなったようです。



今月は取引主任者の5年に一度の法定講習(これも朝から晩まで)からスタートし、賃貸管理士の資格移行講習、防火管理者と講習だらけです。



2007年11月8日木曜日

月刊不動産流通でご紹介いただきました。

Fudosanryutu12不動産に関する専門誌「月刊不動産流通」の12月号特集記事「活躍する地場企業の戦略を探る」にて、弊社ラビットホームズ株式会社をご紹介いただきました。
記事本文はPDF形式のファイルにてご覧いただけます。



記事にしていただいた月刊不動産流通のライター及び関係者の皆様には心より御礼申し上げます。



月刊不動産流通とはこの2年ほど縁があり、私が参加した一昨年の1月に(社)東京都宅地建物取引業協会が実施した海外不動産事情視察にも同行され、同年の4月号5月号に前篇・後編に分かれてニューヨーク不動産事情の現地レポートが掲載されました。



我々素人とはまた違った目線で鋭く裏側を見抜き、それを記事にするプロ(ライターの技量)というのは凄いなと思った記憶があります。



それから一年ほど経ち、今年の2月号でも「東京ルールから2年、原状回復・敷金精算の現場は変わったか?」という編集部レポートで、現場の実情と意見という形で取り上げていただきました。



2007年11月6日火曜日

日経平均株価続落に思う

11月5日、東京株式市場の日経平均株価は続落し、終値は16,268円とかなり低い水準となっています。



原油価格は上がりっぱなし、アメリカのサブプライムローン問題は解決の目途が立たず、アメリカの経済は先行き不透明。



日本は大企業に限って「過去最高益」と、好況をうたってはいる物の、実態経済はというと冷えたまま。



不動産価格に目をやると、2年ほど前まで当社周辺の土地価格は、広さにもよりますが表向き150~160万円ぐらいで売りに出され、実際の決着は120~130万ぐらいというのが現実でした。



それがあれよあれよという間に相場が上昇。



この1~2ヶ月の売出物件(土地)を見てみると、価格は220~230万円。
ビックリするような上昇ですが、これは価格上昇に対する期待感からの気配値で、実需はそこまで着いていけないのが現実でしょう。



建売住宅もかなり分譲価格が上昇しており、それに伴って売れ残りも増えているようです。



賃貸市場は土地価格の上昇気配とは逆に、空き部屋が増加し賃料は下がり気味でもあり、不動産業界はまだまだ「不況から脱していない」というのが本当のところでは無いでしょうか。