2009年8月16日日曜日

家賃滞納一括管理システム

今朝の朝日新聞一面トップに、気になる記事が掲載されていました。



家賃保証会社が共同で業界団体を設立し、家賃滞納者のデータベースを共有して悪質な滞納常習者を排除しようという話しです。



ふーん?と思う人もいるかも知れないですが、朝日がトップ記事で扱うだけに非常に大きな意味を持つ話しなのです。



実は遡ること数年ちょっと前、(社)東京都宅地建物取引業協会豊島区支部が考案し、城北ブロック(豊島区支部・北区支部・板橋区支部・練馬区支部)が共同して悪質滞納者をデータベース化するシステムが構築されました。



これが出来たことで悪質な入居者を事前に排除出来ることが期待され、事前に参照できる信用調査データを持たない不動産業界ではその効果が期待されました。



しかし・・・・・



個人情報保護その他影響が大きく、業協会顧問弁護士から運用に際してかなり手厳しい指摘を受け、効果もあるが逆作用のリスクも大きいと言うことでそのデータベースを閉鎖した経緯がありました。



そんな事があっただけに今回のニュース記事は、不動産業界を取り巻くニュースとしては画期的な話しなのです。



クレジット業界や金融業界では昔からこの種のデータベースは存在し、信用調査に利用されてきました。



個人情報の大事さをもう少し考慮しつつ、そろそろ日本でもアメリカ並み審査方法が必要な時代が来たようです。



アメリカでは個人情報は厳密に守られつつ、社会保障番号によって個人のローン借入状況やその返済状況まで調査する事が可能です。



日本では住民基本台帳が機能しているのか?していないのか?



多分していないのでしょう!



賛否両論あるでしょうが、信用できる人間か?信用できない人間か?もう少しはっきり理解できる仕組みが出来れば、「どうせ実態は解りはしない!」と言った悪質で確信犯的な人は激減するような気がします。



賃貸保証業界は歴史が浅いだけに今まで業界団体が無く、一時期社会問題化したサラ金業界の取り立てに似たような悪質な追い立て取り立てが一部で行われているという話しは最近よく聞く話です。



業界団体が設立されるという事は業界の自浄作用が働き、とても好ましい事なので家賃保証業界の更なる進化に期待します。



不動産の管理を主たる業務としている会社にとって、家賃保証会社は無くてはならない存在になりつつある現状を考えると、このニュースはとても重みのある話しです。



2009年8月11日火曜日

記事盗用ブログは閉鎖されたようです。

先ほど確認したら、記事盗用ブログは閉鎖されたようです。

安易な気持ちでやったのでしょうが、ウェブの世界は誰が何処で見ているか解らない世界、顧客を本当に大事にする会社ならば、自身が発信する情報には責任を持っていただきたい。

とかく「やったもん勝ち」と言われるウェブの世界、しかし顧客はしっかり見ていますよ!

一見小手先のテクニックが通用するように思えても、実はそれが通用しないのもウェブの世界。

地道な活動が顧客の信頼を得られるのではないですか?

それが信頼できる会社だと私は信じています。



KAZAGURUMAは逆風でしか回らない!

今晩、練馬区役所地下2階のアトリウムで東京10区の衆議院候補者「小池ゆりこ」の拡大選対会議が開催されました。

テーマは「KAZAGURUMAは逆風でしか回らない」、追い風が吹いている時にはKAZAGURUMAは回らないんです。

良いところに目を付けました。

エコをテーマにしている「ecoyuri」だけに、石油を使わない風力発電も前から風が吹かないと回りません。

つまり、逆風が吹けば吹くほどKAZAGURUMAは力強く回るのです。

今回の風向きはどっち?

KAZAGURUMAも風車も・凧も・風が吹かなければ身動き取れず、どっちに吹いてもアゲインストの風と戦うのでは無く、風を味方に付けた方が勝利を勝ち取ることになるのでしょう。

冷夏で涼しい夏も、選挙は段々と熱くなってきました。

結果如何で我々事業者にも、国民全てにも大きな影響が出る選挙だけに、戦う候補者だけが熱くならず、真剣に考えた一人一人が冷静な判断で投票に望めば、その向こうに良い国日本が見えてきます。



私のブログ記事が盗用されてしまいました。

残念な事がおこりました。

私が先日投稿したブログ「民主党は不動産(仲介)の両手取引原則禁止を表明」があたかも自分が書いたかのごとく、そのまま盗用されてしまいました。

盗用した方は自主的に記事の抹消をお願いします。

あえて告発はしませんが、とても残念な事です。



2009年8月9日日曜日

衆議院選挙夏の陣、いよいよ本格化

昨晩、練馬文化センター大ホール(約1,500名収容)にて東京第9区から立候補する菅原一秀候補者(現職)の後援会総決起大会が開催されました。



大雨洪水警報が発令され、丁度出かけようとした時間帯に大雨が降ったにもかかわらず、練馬文化センターに到着すると人・人・人・・・・



19:00の開始時間には既に満席で後の方は立ち見となり、主催者発表で約2,000人からの後援者及び各種団体の長が集いました。



ゲストは大勢のSPにガードされた舛添要一厚生労働大臣、石原のぶてる自民党幹事長代理の2名でした。



今回の衆院選は、前回の都議選で吹き荒れた民主の風を警戒し、かつて無い程の気合いの入りようでした。



理想論を掲げるだけで裏付けが無く、民主党に実行力は無いと主張する自民党。



政権交代そのものが主目的のようになっている民主党。



さてさて風はどっちに吹くのでしょうか?



10日月曜日の晩には、練馬区の一部も入っている東京10区から立候補する小池ゆりこ候補者の拡大選対会議も開催されます。



公示日まで残り10日、冷夏となった涼しい夏、世間はお盆休みに突入するこの時期に、熱い熱い戦いがいよいよ始まります。



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2009年7月30日木曜日

民主党は不動産(仲介)の両手取引原則禁止を表明

民主党の政策集2009に、不動産仲介(売買)の両手取引(一社が売主・買主両方から手数料を受領する行為)を原則禁止という方針が盛り込まれ、波紋を広げています。



○民主党の政策集「INDEX2009」
   (41ページに記載有り)



確かに弁護士は双方代理が禁止されており、不動産仲介業も利益が相反する売主と買主双方を一社が担当することは問題有りとの議論は以前からありました。



実際に両手禁止となれば打撃を受けるのは大手不動産仲介業ですが、そうなればなったで別会社を作って法を逃れることは簡単にできてしまうでしょう。



その昔、不動産業が今ほどきちんとしていない時代には、売買での事件事故は結構起こっていました。
現場で働く営業マンも荒っぽい者が多く、不動産業=やくざな稼業!と言われた時代もありましたが、売買に関しては営業マン自体も大分スマートになり、きちんとしてきていると感じています。



その逆に、賃貸の方はまるで無法地帯のようになり、知識を持たない営業マン(アルバイトや新人?)のやりたい放題。
意味の分からない費用を請求したり、元付が広告宣伝で礼金1ヶ月と謳っているのに礼金を2ヶ月分以上要求したり、詐欺行為のようなひどい状態が続いています。



何故?



前から何度も冗談半分・本気半分で公言してきたことですが、賃貸の手数料が業法の規定上少なすぎることに原因があると思われます。



従来からの慣習では、借り手側が1ヶ月分を負担するのが当たり前のようになっていますが、業法上は「貸主・借主双方から半月分づつで、一方からの了解が得れた場合は1ヶ月を上限」として受領することが出来ます。



この手数料を例えば双方から1ヶ月分づつで、上限を2ヶ月とすれば、脱法行為的な違法な報酬請求は減るのではないかと思っています。



それよりももっと大事なことは、現場で消費者と接する営業担当者が「知識を持たない無資格者」だということです。



アメリカでは、セールスパーソンもしくはブローカー資格(日本で言う取引主任者資格)を有する者しか消費者と接触してはならず、厳しい罰則も用意されています。



日本でもアメリカ並みに有資格者しか消費者と接してはいけないような法整備をすれば、不動産を取り巻く事件事故が激減することは間違いないでしょう。



売買手数料の両手原則禁止よりも、資格制度の充実の方が消費者保護の観点から優先順位は先なのではないでしょうか?



民主党さん如何ですか?



2009年7月29日水曜日

小池百合子のエコロジー「eco yuri」

昨日(社)東京都宅地建物取引業協会練馬区支部に、衆議院議員の小池百合子さんが挨拶に来られました。



小池先生は東京10区ですので、練馬区の一部もその地盤エリアとなっています。



13:00と聞いていたので少し早めにと思い、12:35分頃に支部の入っているビルに着いた時、正面入口前に三菱の電気自動車「i-MiEV」が止まっていました。



もしや?と思って支部事務所へ入ると小池先生は既に来られ、支部長と話しをしている最中で、選挙の話しもそうですが、話題の中心は電気自動車に移り、エコをテーマに活動されているだけに熱心に説明をして下さいました。
「ecoyuri」(エコユリ)応援してますよ!



時代は近々ハイブリッドから電気自動車へ移りつつあるとは言え、大きな課題は三つ。



  1. 車両価格
    小池先生の購入した「i-MiEV」は、「i」という軽自動車をベースに開発されたもので、ボディーは軽自動車です。
    この車格で400万円台(エコカー減税前)という価格は個人ユーザーにはまだまだ手の届くものではなく、特殊な用途や企業・自治体しか購入出来ません。
    練馬区でも2台購入したと聞いています。


  2. 走行距離
    満充電で約160kmの走行距離は、都内で乗るには充分な距離かも知れないですが、人間の心理として電池残量が減ってくるとかなり不安になるでしょう。
    また、夏場などはエアコン仕様によってもっと走行距離は短くなるはずです。


  3. 充電方法
    満充電で160kmしか走らないということは、おそらく毎日充電する必要があるでしょう。事業所や車庫が自宅敷地内にあれば何とかなるでしょうが、駐車場を外に借りている場合、充電は不可能でしょう。
    また10分か15分ほどで急速充電が出来る充電スタンドの整備が電気自動車普及の鍵でもあるかと思います。


外へ出て、小池先生の説明を聞きながらじっくりと電気自動車を拝見しました。



そうこうしていると、白とスカイブルーに塗られた同じ「i-MiEV」がこっちを気にしながら、脇を通り過ぎていったのですが、これが練馬区が購入した2台の内の1台だったかも知れません。



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私もエコと無関係ではなく、過去に8年間でプリウスを2台乗り継いだ経験があります。
(チームマイナス6%のチーム員宣言をしています)



プリウスはガソリンエンジン併用なので充電切れの心配は無いですが、登り続きの山道を走るとバッテリーが空になって警告ランプが点いたことが何度かありました。



また初代プリウス(発売開始当時)は5年乗ったのですが、最後の頃にはバッテリーが寿命なのか?街中を走っていてもバッテリーの警告ランプが度々点くようになり、ガソリンエンジンがあるものの不安になったものです。



バッテリーだけの場合は、帰れなくなったらどうしよう?とバッテリーメーターとにらめっこしながら走るのでしょうか?
いずれにしてももっとコンパクトで高性能なバッテリーが開発されるまでは、市街地専用車なのかも知れません。