2007年2月11日日曜日

経営者の経営責任

このところ当社の周辺がざわついています。



永年地場密着でやってきた古株の不動産会社の廃業が決まったからなのですが、その話しを知ったアパートオーナーの方々が連日何人も当社にやってきます。



昔ながらのやり方と現代風な当社のやり方にはかなり違いもあり、全ての顧客に対応できる訳ではなく、経営方針をご理解いただけない方々には申し訳ないのですがお互いのためにお断りするしかありません。



廃業が決まった当の不動産会社も(会社といっても個人経営個人免許なので一代限りで引き継ぎは出来ません)事業を引き継ぎたいという人と、このまま廃業すべきとする人との内紛があり、昔からの顧客もどっちの話しを聞いて良いのか悩んでいる様子が判ります。



夕方5時から約2時間、仕事を続けていきたいと考えている人との話し合いをしたのですが、廃業に際し突然のことで自分の身を何処に置いたらよいか判断できずに迷走しているのが見て取れます。



廃業に向けて決意を決めた方は一日も早く顧客に廃業を伝え、混乱の無いようにということで積極的に動き回っています。
この動きが社員二人を敵対関係にしてしまい、女性二人なのですが大奥の様相を呈しています。



開業するときよりも撤退・廃業する時の方が大変だし労力も使います。
外から見ていて思ったことは、会社の経営責任者は社員も含めて周りの人達が混乱しないよう自分がどうするかはっきりと明言する責任があることをあらためて感じています。



今回の問題は経営責任者がはっきりと方向性を示さなかったために、周囲の人達が個人の思惑で動いてしまったが為の混乱でした。



私も病院に出向いて経営者本人と話しをしてきたのですが、高齢でもあり病気の影響もあり本人の考えや方向性が定まっていません。
そんな訳で経営者の身内の方々が廃業を決めたのでした。



宅建協会の中で私が担当していた会員さんだけに知らん振りも出来ず、混乱の渦中に当社も巻き込まれた感があり、しばらくの間いろいろと問題が起きそうです。







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