2007年11月6日火曜日

日経平均株価続落に思う

11月5日、東京株式市場の日経平均株価は続落し、終値は16,268円とかなり低い水準となっています。



原油価格は上がりっぱなし、アメリカのサブプライムローン問題は解決の目途が立たず、アメリカの経済は先行き不透明。



日本は大企業に限って「過去最高益」と、好況をうたってはいる物の、実態経済はというと冷えたまま。



不動産価格に目をやると、2年ほど前まで当社周辺の土地価格は、広さにもよりますが表向き150~160万円ぐらいで売りに出され、実際の決着は120~130万ぐらいというのが現実でした。



それがあれよあれよという間に相場が上昇。



この1~2ヶ月の売出物件(土地)を見てみると、価格は220~230万円。
ビックリするような上昇ですが、これは価格上昇に対する期待感からの気配値で、実需はそこまで着いていけないのが現実でしょう。



建売住宅もかなり分譲価格が上昇しており、それに伴って売れ残りも増えているようです。



賃貸市場は土地価格の上昇気配とは逆に、空き部屋が増加し賃料は下がり気味でもあり、不動産業界はまだまだ「不況から脱していない」というのが本当のところでは無いでしょうか。



2007年11月2日金曜日

宅地建物取引主任者法定講習会

宅地建物取引主任者証の有効期限は5年間です。



5年ごとに法定講習を受講しないと主任者証の更新が出来ません。



私は今日の朝一番から5年ぶりの法定講習を受講してきましたが、正直なところ丸一日缶詰め状態で授業を受けるのは腰も痛くなりかなり辛い。



しかし、この5年間で改定された業法や税法など、業務上役に立つ最新情報などの解説をしてくれますし、いろいろと起こった業務上の事件事故など、転ばぬ先の情報として役立つ知識を得ることもできます。



身体は辛いけれど、最近のトラブル情報など役に立つ知識を得られたので貴重な一日となりました。



私ごとながら今日は??歳の誕生日です。
ゆっくりお風呂にでも入って身体を休め、今夜はシャンパンで乾杯とします。



2007年11月1日木曜日

連帯保証人不要システムの是非

最近では「連帯保証人不要」という賃貸物件がかなり増えてきました。



弊社が扱う物件はリロケーション物件が殆どなので賃料はかなり高額になる場合があります。
そんな時、「連帯保証人は身内に限る」としても親は年金暮らし、兄弟は収入的に難しい、となると保証会社の出番がここにあります。



連帯保証人代りに保証会社を利用する場合、その保証料は賃借人の負担となります。



ある時こんな単純な疑問を投げかけた賃借人がいました。
家賃滞納で困るのは大家なんだから保証料は大家が負担するべきものじゃないか?



確かにその通りで賃料が入らなくて困るのは大家です。



それは契約後の話・・・・・・・契約前は、「私は健全な賃借人」をアピール出来ない人は家を借りられません。



私は昨年の1月、業界団体の海外不動産事情視察団の一員としてアメリカの不動産事情を見て来たのですが、アメリカでは家を借りる際に自分は健全な賃借人であることを借主自らがアピールします。
入居審査の基礎データは借主が自ら提供しないと借りられないのです。



社会保障番号という制度があり、この番号でその人の借入金から返済状況まで全てが把握が出来ます。



社会保障番号を持っていない外国人etcは、ちゃんと家賃を払える収入があることを証明し、それでも駄目な場合は、半年契約で半年分の家賃前払い等の方法で家を借ります。



日本では戦後の住宅難から法定更新という概念があるのですが、欧米では更新という概念がありません。



まだまだ日本では普及していない定期借家が契約の主流です。



前置きが長くなり、ちょっと迷走して申し訳無いですが、家を貸してもらうために自分がちゃんと賃料を払えること、善良なる賃借人であることをアピールするのは賃借人の責任と考えると、それがキチンと出来ない人は信頼されない!ということにもなります。



そんな背景があり、急激に保証会社が雨後の筍のように増えています。



どう考えてもこの保証料で実際の補償など出来ないような保証会社もあるので、安いだけで判断しないよう利用する側も注意が必要な時代になりました。



絶えずチェックし要注意!で行きましょう。



2007年10月30日火曜日

Wikipediaに弊社が紹介されました。

リロケーションを検索キーワードに、弊社がどの辺りでヒットするのかを調べていたところ、Wikipediaのリロケーションのページにリロケーションを取り扱う会社としてラビットホームズ株式会社が紹介されていました。



しかもリロケーションの説明文章の書き出しは、弊社ウェブサイトの「リロケーションとは?」の文言がそのまま使われていました。



リロケーションジャパン・東急リロケーションに続いて弊社の名前があり、正直びっくりしたと同時にとても光栄に思い、「今まで以上に良いサービスを提供しなければ」という活力と責任感が湧いてきました。



でも正直嬉しいですね!



JWORDSのリロケーションに関する情報にも弊社の情報が記載されており、私の知らないところでいろいろな動きが出てきているようです。



諦めずに永年積み重ねてきたことの結果でしょうが、嬉しさと同時にやる気が出てきます。
プラスの相乗効果ですね。



インターネット有難う!



運転免許更新制度について思うこと

今日の朝一番で運転免許更新の為、東陽町にある江東区運転免許試験場まで行ってきました。



途中で信号故障のため東西線が運転見合わせになり、15分ほど車内に閉じ込められる事件があり、予定より30分遅れの到着となりました。



私は免許証を取得してから37年経ちますが無事故です。
しかし、警察署で免許の更新を出来たことが無く、免許証もゴールドでは無く青いまま、更新も5年更新では無く3年ごとの更新です。



3年に1回必ず試験場まで出向き、講習時間もゴールド免許の人に比べると4倍の時間拘束があります。



仕事でもプライベートでも車に乗らない日は無いくらい毎日のように車を使います。
特に仕事の時は、現場でちょっとした補修など出来るように工具や補修材、掃除道具などを載せているので必ずと言っていいくらい車で出かけます。



最近ではコインパーキングが大分増えたので助かりますが、ちょっと郊外の住宅地に出向くとコインパーキングはありません。
仕方なく路上駐車をして仕事を済ませ、車に戻ると地面に文字が・・・・・
とほほ・・・またまたやってしまったと嘆くことしかりです。



こんな事が毎回繰り返されるため、37年間毎日乗っても無事故の私は、残念なことに毎回試験場で更新となる訳です。



私の周りにも免許を取ってから殆ど運転しないペーパードライバーがかなりいますが、当然みんな無違反ということでゴールド免許保持者。



免許更新の際は警察署で手続きが可能で講習時間も30分と短く、しかも更新は5年ごと、免許証はゴールドに輝いています。



毎日乗って無事故の人と、長年運転したことが無く、もう怖くて運転出来ないかもしれないペーパードライバーのどっちが街に乗り出した際に安全か?



更新の度に疑問に思うのは私だけでしょうか?



2007年10月29日月曜日

インターネットの普及と今後の動向

Yahooが日本語での検索サービスを開始した1996年から、インターネットの普及率は倍々ゲームで伸びてきました。



1997年のインターネット利用者数は約572万人、そこから毎年伸び続けて2006年には7,661万人となっています。(インターネット白書2006より)



このインターネット白書2006によると、インターネット世帯浸透率は85.4%に達しており、高齢者の独り暮らし家庭も多いことを考えると、この辺りが普及の限界なのかもしれません。
事実伸び率はこの2~3年はかなり低くなっていますので、インターネットは成長期から安定期に入ったと見ていいようです。



世界に目を向けて普及率を見てみると、調査の定義が各国一定では無いようなので参考程度になりますが、日本は普及率58.69%で世界第16位となっていました。



アメリカは62.28%で13位、ニュージーランドが81.95%で第2位となっており、なんと世界普及率第1位は、西インド諸島の人口わずか38,836人の小国「セントクリストファー・ネイビス連邦」が86.96%でした。



私は恥ずかしながらこの国の存在を今回初めて知った次第ですが、こんな小国が普及率世界第1位というのは、政府が各世帯に通信手段として電話の代わりにインターネット環境を配備したとしか思えません。



もう一度国内に目を向けて総務省が発表した2005年の調査を見ると、社員数300人以上の企業では普及率が99.1%にまで達しており、ほぼFAX並みに普及したといっていい状態でした。



企業のホームページ開設率も、社員数1,000以上の企業ではインターネット普及率と同じく99.1%とほぼ100%に近い普及をしています。



私は前々から「ホームページはインターネット上の会社案内」と言ってきましたが、ウェブの世界でも会社案内の無い会社は殆ど無くなり、この辺りの考え方が完全定着した証でした。



次に利用する側の不安や不満についての実態調査を見てみると、その順位は下記のような内容になっていました。



  1. 個人情報の漏えいが心配(56.9%)


  2. ウィルス感染が心配(46.9%)


  3. 電子決済の信頼性に不安(34.6)


  4. 有害情報の氾濫(26.5%)


  5. 通信料が高い(21.2%)


  6. パソコンなどの機器が高価すぎる(19.2%)


  7. パソコンなどの機器の操作が難しい(14.8%)


11.6%の人は特に不満や不安を感じていないという調査結果も出ていました。



つい先日、全国賃貸住宅新聞社の記者の方が今年の賃貸住宅フェアの打ち合わせに見えた際、こんな質問が出されました。



インターネットの今後はどうなると思いますか?どう取り組んでいきますか?



これは正直答えに困りました。



インターネットの世界は特殊な世界で、いろいろな人がいろいろな仕組みを考えてこれらに参加?しているようなもので、「インターネットの世界を動かしている人、行く方向性を決める人」がいない世界のように僕は思っています。



ある時インターネットの世界で仕事をしているいわゆるITプロフェッショナルの人に同じ質問をしたことがありました。



答えは、「Googleの技術者でも先は見えてないかも?」でした。



来月には総務省の主導で「次世代ネットワーク通信フォーラム」(現在のインターネットに代わる次世代通信システム)がスタートするようですし、利用する側の普及率は安定期に入った陽ですが、技術的にはまだまだ「未開の地」なのかもしれません。



とにかく便利に使った者勝ちということです。



2007年10月22日月曜日

2007年度宅地建物取引主任者資格試験

10月21日(日)午後1時から全国一斉に2007年度の宅地建物取引主任者資格試験が実施されました。



景気の上昇に伴い、資格取得を希望する方が増えてきているせいもあるかと思いますが、受験者数は全国で26万人強と昨年より約2万人増えています。



東京都に限ってみると、対昨年比で約5,000人増の50,521人。
試験会場数は昨年の26会場から今年は31会場に増えています。



我々の業界団体では年1回のこの試験に多数のスタッフを動員し、主任者試験のお手伝いを行っております。



試験本部の統括スタッフは朝8時半に集合してその任に当たります。
試験本部員は10時、監督員は11時にそれぞれ試験本部に集合し、試験会場の座席のチェック、掲示物の準備、エアコンの確認、トイレへの誘導、時計の時刻合わせ等々、受験される方々がストレスなく試験に専念できるよう、裏方に徹して準備を行っているのです。



昨年は宅建練馬区支部単独で行い、目白の日本女子大をお借りした試験会場でしたが、今年は豊島区支部と協力しながら、池袋の立教大学をお借りして行いました。



立教大学だけに限って言うと、受験者数2,165名。
内出席者数は1,806名となり、出席率は83.4%となっています。



途中緊張のあまりか、具合の悪くなる方が若干名いましたが大した事故も無く、今年の宅地建物取引主任者試験も無事終わり、ほっと一息といったところです。



問題は今年も大分難しかったようですが、多くの方が合格し、素晴らしい仲間が増えることを期待しています。