一昔前のインターネットの世界、大手は莫大な資本力を背景に誰が見ても美しいホームページを作成し、インターネットの世界を広げていました。
しかしよくよく見ていると、仕事を頼んだときにいくらコストがかかるのか?肝心要なところはホームページへの記載が無く、結局ユーザーは電話で問い合わせをするしかない、ホームページはユーザーを呼び込むためのただの入り口。
それでも大手企業は莫大な費用をかけて未来の武器ホームページに投資をしていました。
我々中小は莫大な資金投下は出来ないため何をしたら良いか?を経験則で判断し、大手がやっていないウェブの使い方で勝負!と言うことで、我が社に頼んだらこれもしますあれもします、その結果お支払いいただくコストはこれだけです!とウェブサイトを見れば仕事の流れから必要経費まですべて解るホームページを構築してきました。
これがユーザーにうけ、ホームページからの受注が飛躍的に伸びていたのですが、半年ほど前から異変が起きています。
ウェブサイトのアクセス数は落ちていないのに、受注件数が崖から滑り落ちるように減ってきているのです。
これは我が社にとって一大事。
何故か?
と調べて行く内に一つの結論に達しました。
ウェブの進化と共にユーザー心理も変化し、必要な情報を提供してくれる会社にユーザーが集まる時代は終わった!感じがしています。
何故かというと、今まで大事な情報はなるべく隠してユーザーが問い合わせをしてくるように肝心要なところを公開していなかった大手企業が肝心要を出してきた。
見た目のデザインや綺麗さだけではなく、中身を押さえてきたのです。
莫大な資本力で肝心要な部分まで押さえられたら「手も足も出ない」状態になるのですが、ここから先が中小のエクスペリエンスです。
WEB2.0というなんだか訳のわからない空想の世界に引き込まれたような感覚と、それを具現化するための技術。
その技術には当然費用がかかり、素人で出来る範囲を超えつつあるかな?というのが私率直な感想ですが、いかにして資本投下を少なく(物量作戦ではなく)ユーザーにとっても情報発信側の我々にとってもより良い情報を共有できる仕組み作りが大事だと実感しています。
FDJの浅見編集長が紹介していた「米国で素敵な不動産プレゼンテーション」
実に綺麗で、ウェブサイトでここまで出来ればテレビコマーシャルが要らないくらいに良いできです。
しかし、ここにかかるコストは?
多分制作費はどんなに安く見積もっても100万円単位でしょう。
今回の「米国で素敵な不動産プレゼンテーション」を見ていると、その出来映えと映像の放映時間からして、多分ミリオンの世界なのかな?と思っています。
結局、ここまでのコストをかけてウェブプレゼンテーションを行うためには、開発分譲で何十億単位のプロジェクトでないと、費用対効果でバランスが合いません。
莫大な資本力を持っている企業しかこのようなプレゼンテーションが出来るわけもなく、
収益バランスを考えて無い知恵を絞りながら経験則から判断して最良の結果を出す努力が必要なのでしょう。
まだまだいろんな事を模索しながら、新たなチャレンジをしながら、消耗戦に入らず頑張りたいと思います。
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